雪を疎ましく思うのは、こどもの感性を失うからで、分別のあるオトナになったということではないと思っています。
1月なのに、雪ではなく雨が降りました。決してうれしくはなかったので、少しはこどもの感性が残っているのかも知れません。少なくとも、分別あるオトナになったわけではなさそうです。
冬の雨で思い出すのは、どしゃ降りの中、○○スキー場を独占したこと。
ホイチョイ・プロが、志賀高原を舞台に『私をスキーに連れてって』(1987)をつくり、いわゆるバブル景気と並行して、空前のスキーブームが到来する少し前のことです。
1980年代のはじめ頃でも、岐阜の町の中には、スキーを屋根に積んだ車が溢れていました。スキー場では、リフトの待ち時間30分などということが当たり前でした。
当時、山の仲間と混雑を避けて行ったのは、人目を避けたい怪しいカップルが多いというウワサの、秘境といわれるほどの山村の小さなスキー場。多くの人目を避けることはできるかも知れませんが、カップルという存在そのものが目立ってしまうような雰囲気のスキー場です。
そんなスキー場で、雨の中、カッパを着て一日中滑りました。
水を吸った手袋をしぼりながら滑りました。
ガスと雨で視界がない中を、黙々と滑りました。
午後は、ボクたち以外誰も滑っていませんでした。
雨の中でも楽しめた頃が、少し懐かしい気がします。
低気圧が発達して、強い冬型になるとニュースで言っています。山に存分に雪が降り、そして道路の雪だけが無くなる日があれば、久しぶりにスキーに行きたいなあ。ただし雨は×。
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