円光寺報恩講 -黒衣のおまいり-
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円光寺さんの報恩講は、黒衣(こくえ:黒い衣)のおまいりです。

そう言うことをすっかり忘れていて、色衣(しきえ:色の付いた衣)を持参。慌てて黒衣を取りに戻りました。同じようにうっかり色衣を持参されたS寺さんは、円光寺さんの若院さんに黒衣を借りてみえました。円光寺さんも想定内のようでした。

黒衣の習慣は特別にしても、板屋川の谷の円光寺さんなどと、伊自良川の谷の当寺では、山ひとつ隔てているだけですが、なんとなく風土が違う気がします。

ココと言うことはできないのですが、それぞれあえて風土と呼びたくなるような何か違いがあって、それをそのまま受け入れてみんなでつとめるのが報恩講の有り難いところです。

同じようで、それぞれの味がある報恩講は、それぞれのご報謝であり、そして誇りのようなものなのだと思います。繰り返しになりますが、真宗のアイデンティティーなのだと思うのです。




数年前、某寺の報恩講で、Yさんが批判的におっしゃいました。

『坊主はいつから色の付いた衣を着るようになったんや。親鸞さまは墨染めの衣しか着ておられんかったろうに・・・。』

ボクは、坊主が衣体(衣や袈裟など)でお荘厳することに否定的な考えを持っていません。だから、色衣を批判するその方の考え方に同調はしません。でも、そう言う意見があってもいいとは思います。所詮、人間の感性で黒がいいとか赤がいいとか黄色がいいとかと言っているだけのことのような気がするからです。

黒が○で赤が×という理由、仏さまの教えは見あたらないような気がします。
我(が)を除けば。

我ならば、黒も○、赤も○、黄も○。ご報謝ならば、黒も○、赤も○、黄も○。あとは調整。




注:親鸞さまが墨染めの衣しか着てみえなかったかどうかは、検証しておりません。





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by e.wash-r | 2009-01-18 00:01 | おまいりにて | Comments(0)
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