黄鐘会夏座 -天岸浄圓師-  聴聞記
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昼座

ほとけさまとはどういう方(こと)かというお話し。

仏教の旗印(三法印)のひとつ「諸法無我」を、自ら思い当たる事例を通して考えさせていただきました。

阿弥陀経に説かれる八功徳水。水は、それを功徳の水とみるほとけさまによってお浄土の八功徳水となりますが、それを八功徳水とみることのできないのが私たち凡夫のすがたです。

ほとけさまにであうということは、凡夫がいかなるものであるか気づくということ。気づくということは、そのまま変わろうとすることと聞かせていただきました。


夜座

南無阿弥陀仏の「南無」を通して、宗教、信仰ということについて。

南無はまちがいのないものを尊敬し、依りどころとするということ。本尊とするということ。

無宗教だという人たちは、尊敬し依りどころとする本尊をもたないのではなく、実は自分自身を最も正しい本尊としている自分教の教祖。本尊が「お金」や「科学」になることもありますと。

「自由葬・直葬等、葬儀の有り様が変わってきている。死をただの終わりと受けとめる世相がある。3万年以上前、死を悼み、悲しみ、あるいは恐れ、何らかの儀礼が生まれたとき、人は人になった。死の儀礼をしないものは、このあといかなるものになっていくのだろう。」というお話し。頭を下げていくものがないということの恐ろしさを感じました。




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by e.wash-r | 2009-06-13 01:52 | ようこそ正蓮寺へ | Comments(0)
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