祖母の在所の法事におまいり。
小学生の頃は、よく祖母に連れられて行きました。
直線距離は10Kmもありませんが、それぞれ不便なところにあるので、2時間ほどかけて、バスを乗り継いで訪ねた記憶です。
祖母の在所へ行くバスは、伊自良川に架かる「竹橋」という橋を渡ります。その頃の竹橋は木の橋でした。橋の上は土だったと思います。
当時の竹橋は相当老朽化していたのだ思います。橋まで来ると、バスは止まり、乗客は全員バスから降りるのです。ボクたちは歩いて竹橋を渡りました。そのあとバスがゆっくりと竹橋を渡り、再びボクたちはバスに乗り込みます。
木と土の橋をそろそろと渡る運転手さんだけのボンネットバス。その光景を、祖母の在所へ行くときの儀式のように思い出します。
「まだ生きています。」と、病床から這うようにおまいりされた方も。
今日が最後の娑婆の縁になるかも知れないと、しみじみ集ったご法事でした。
法事っていいね。
【
1年前の今日のblog 】
【
2年前の今日のblog 】
【
3年前の今日のblog 】
【
4年前の今日のblog 】