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暑い、蒸し暑い。 ヘトヘトになって寺に戻る。 暑いので、すぐ法衣を脱ぐ。 そして、はだかのままてテレビの前に寝ころぶ。 そのままウトウトしてたらしい。 みんながテレビのリモコンを捜している。 浅い眠りから覚め起きあがると、コトッと言う音をたててリモコンが床に落ちた。 熟睡できないはずである。 一瞬を刻み込み、男は背中で語るのだ。 しかし、おおよそ刻み込んだものは、やがては消え忘れ去られる。 男の背中は、哀愁である。 カッコよすぎる。
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