立礼式(りゅうれいしき)という作法でお茶をいただきました。
立礼式は、裏千家で、明治5年に制定された作法だそうです。畳に座るという文化、風俗。その変化の兆しが、百年以上も前にあったということに、驚きました。
立礼式は、裏千家のいわゆる西洋化のひとつだったようですが、今となっては、西洋化というより、正座が苦痛の人のための作法という側面が強いと言えそうです。
本堂の椅子席が一般化してきました。当寺も、おおよそ椅子席です。
畳に座ることと椅子に座ることに、優劣はつけられません。手を合わすことの妨げにならなければ、どちらでもいいというのが、たぶん模範解答です。
ただ、文化・風俗という側面から言えば、畳に座るということのもつ"何か"も大切にしたいと思います。少なくとも今はまだ、ほとけさまと畳と正座が、近しい関係にあることを、痛みを伴って知っている時代ですので・・・。
夕刻から別院で来年の夏のキッズサンガについて会議。早退しておまいり。その後、遅刻して組の「連研」の事前研修へ。お茶のあとは、毎度の虻蜂取らずの一日。
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