ガラパゴス化
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Sea Iguana Galapagos Islands by mtchm


たまたま流れていたNHKの「9党党首に聞く」という番組の中で、桝添要一さんが「ガラパゴス化」という言葉を使っていました。

番組の中でどのような意味で使われたのか、実は前後を見ていないのでわかりませんが、とにかく「ガラパゴス化」ということばが印象に残りました。

「ガラパゴス化」という言葉がある意味を持って使われ始めたのは、2年ほど前からのようです。wikipediaでは下記のように説明されていました。

ガラパゴス化(Galápagos Syndrome)とは、生物の世界でいうガラパゴス諸島における現象のように、技術やサービスなどが日本市場で独自の進化を遂げて世界標準から掛け離れてしまう現象のことである。技術的には世界の最先端を行きながら、国外では全く普及していない日本の携帯電話の特異性を表現する為に作られた新語である。


ボクはメディアを通じてしか知らないけれども、そして第三者の勝手な思いではあるけれども、単純に"ガラパゴスっていいなあ"と思っています。

「ガラパゴス化」という言葉にはおおよそ負のニュアンスがあり、その対応として「脱ガラパゴス化」「ガラパゴスのグローバル化」というような流れがあるようで、複雑な思いです。

「ガラパゴス」に限らず、一般化できない「聖域」という部分がボクは好きです。(好みによりますが。)「聖域」は「聖域」であってほしい、「ガラパゴス」は「ガラパゴス」であってほしいと思うのです。

もう少し厳密に言うと、あくまで今この時代においてはですが、むしろ「聖域」を本来の聖域として大切にすることが重要なのではないかと思っています。「聖域」は、「権威」となりやすくそこには「特権」やいわゆる「貴族」意識が生じやすいことを承知の上で、また時代の常識や流れから乖離しているという不合理も承知の上で、なんとなくそう思います。

平等化・一般化・平均化・グローバル化が叫ばれ、無駄を省くこと・合理化が美徳のような風潮ですが、そうすることで求めている豊かさがどのようなものなのかはあまり見えてきません。一見美徳を装っていても、その内情・願いというものの原点がやはり経済至上であることに変わりがないからなのでは、とボクは穿った見方をしています。

「ガラパゴス」や「聖域」、あるいはたとえば古い因習のようなものの中には、一般化はできないかもしれないけれども、そう思う者がよろこびとできる何かがあると思うのです。

本人が望むなら別として第三者が、構造としてたとえば「ガラパゴス」や「チベット」を「利己的な普通」にしようということを進歩・発展と考えるとするなら、それってやっぱりなんか変ですよね。



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by e.wash-r | 2010-06-23 13:00 | そらごと、たはごと | Comments(2)
Commented by 空扇 at 2010-06-23 21:05 x
またちょっかい出します。
携帯電話の世界で言われだしたガラパゴス化は、本当は勘違い用法だと思います。ガラパゴスは切り離されたがゆえに独自進化したので、日本の鎖国が独自の文化を生み、いまや世界に注目されてる事が、ほんとはガラパゴスのあり方に近いと思う。
携帯電話の話にある「日本独自の進化」は、世界にも同じ物があって(ここがガラパゴスと違う)いつの間にか流れに取り残される、と言いたいのだろうと思います。勘違いなのだからほっときゃいいか。
ソ連が崩壊したとき、世界の産業界が(鎖国状態ゆえに発展した)ソ連の独自技術を買いあさったことがあります。
「いっそ日本も200年ぐらいまた鎖国をしたら」と言う人も居ます。
西蔵坊さんのブログ趣旨とちょっと離れたかな~
Commented by e.wash-r at 2010-06-24 12:29
ガラパゴス化ということばと用法になんとなく感じていた違和感がスッキリしました。

文意、当方の思いに的確なご指摘をいただけることに感謝しております。

どんどん、おちょっかいをおかけくださいませ。


空扇さま

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