カラー布袍 -チベット風?- 
夜7時、岐阜別院へ。S師主催の勉強会で阿部信幾先生の講義を聞きました。

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えんじの布袍と木蘭色の輪袈裟の阿部先生。
思わず「チベットですね。」と言うと、阿部先生は「確信犯です。」と。

本願寺では数年前から、黒一色だった布袍(ふほう:衣の一種、普段着?)に数色が加わりました。カラー布袍については、各方面から様々な意見があるようで、いまだ喧騒の中のようではありますが・・・。

単にボクの趣味嗜好の問題として、えんじの布袍に木蘭色の袈裟の取り合わせは、チベット好きにはなんともイイ感じでした。

"ファッションじゃないんだから"という批判はあるかも知れませんが、選ぶ側がボクたち人間である以上、詰まるところある意味結果的にはやっぱりファッションなんでしょうね。開き直るわけではありませんが、道理だけで法衣は成り立たないというのが現実だと思います。


さて、カラー布袍制定にいたる経緯は諸説あるようですが、雑談の中で聞いた一説。

ネパールにカトマンズ本願寺という真宗寺院があります。カラー布袍はカトマンズ本願寺のソナム師の発言がきっかけだったというものです。

日本では、僧侶の黒い法衣というのは一般的ですが、世界的に見ると仏教に黒の法衣のイメージはないそうです。

タイやチベットの僧侶に見られるえんじや黄、木蘭色がいわゆる仏教の法衣の色の一般的なイメージで、黒(と白)の法衣は、イスラム教やユダヤ教キリスト教の法衣の色のイメージなのだそうです。

イスラム教、ヒンズー教、仏教が混在するネパールでは、黒は仏教徒の法衣として"馴染み"がなく、認知されにくいとのこと。

そんなソナム師の発言が、カラー布袍制定のきっかけになったとか。


あくまで一説であり、うわさ話の域はでませんが・・・。


ところで、黒の法衣が日本で定着した理由って何なんでしょうね。きっと諸説あることと思いますが、ボクとしては「昔からそういうことになっている。」という答えが無難でいいなあと。





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by e.wash-r | 2010-09-04 00:07 | Tibet/西蔵 | Comments(0)
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