哀愁-movaとアナログ放送- ノーベル平和賞に寄せて
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携帯電話に特別な機能はいらないと思っていた時期があり、法衣のたもとに入れて重さを感じない機種ということで、長い間SONYのpremini-sという機種を使っていました。

premini-sはdocomoのmovaという第1第2世代の通信規格で、第3世代のFOMAへの移行に伴い2009年頃からどんどんサービスが縮小されていきました。

家族間の無料通話から除外されたり、通信エリアが狭くなったり・・・。

premini-sとは対極のiphoneに替えたのは、そんな状況の中の成り行きでした。


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一方、テレビの方では、地デジ化の波。

当家はまだブラウン管のアナログテレビとアナログ放送のままです。最近のアナログ放送は、画面の上下に黒い部分が現れて、鬱陶しいくらいに地デジ化催促のテロップが表示されています。

オマケに、共同アンテナのアナログ放送機器の調子が悪いらしく、時々何が写っているのかわからないくらい画面が乱れます。かといって今さら消えていくアナログ放送の共同アンテナに「投資してください」とも言いづらいものがあり・・・。

「貯めてあるお年玉使っていいから、新しいテレビ買って!」とけなげなことを言う次女に、「ココまで来たら、アナログ放送が終わる瞬間を見なきゃ!」などと説得力のない強がりを言っている坊守。


movaにしてもアナログ放送にしても、我が家にはなんとも哀愁が漂っていて、それはそれで"いとあはれ"な風情ではあります。

ただ、利害関係のあるボクとしては、抵抗の一波も起こしたいのですが、相手は巨艦docomoと親方総務省。"力尽くさずして挫けることを拒否する"ほどの気概があるわけでなく、せめてblogで愚痴っているという状況です。




ところで、なぜこんなどうでもいいことを書いたのかというと、中国の劉暁波氏にノーベル平和賞が授与されることに対し、「あの国」がノルウエーに対し圧力をかけているらしいとの報道を見たからです。

今回のノーベル平和賞について、「あの国」が不快感を示すことは当然であり、それはそれで正当だと思います。ノーベル平和賞は、ある意味政治的圧力でもあるからです。

「あの国」はノーベル賞を真っ向から政治的圧力と受けとめたのだと思います。要するに、身に覚えがあるということなのでしょう。

ただ、「あの国」の伝統とはいえノルウエーに対する恫喝にも似た対応を見ていると、大国意識と言うよりはむしろ当局の焦燥のようなものを感じます。

ボク自身そうなのですが、非があればあるほど忠告には素直になれないものです。



ノーベル賞も「あの国」もボクも、やがて哀愁を漂わせて変わっていくんでしょうね。




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by e.wash-r | 2010-10-09 00:13 | そらごと、たはごと | Comments(2)
Commented by 空扇 at 2010-10-12 13:03 x
りんごを買ってしまいました。
前半の話題に寄せて... 携帯もPCも、シリコンの道は踏み出したら止まらない。我が家のPCはOSが傷ついて、WinXPはサービス終了でリカバリできない.. というわけでガレージから始まったMSから、出生はパロアルト研究所のりんごに乗り換えました。
等分、慣れるまで苦労しそうです。
Commented by e.wash-r at 2010-10-13 00:48
一応ボクの最初の出遇いはりんごでした。囓らなかった、いや、囓れなかったですが。

一応、遠く東根の「りんご研究所」までいったこともあります。そのときは、りんごよりサクランボに夢中でした。


慣れるまでちょっとストレスかもしれませんね。

お座でストレス発散しましょう、いや、お座の合間にストレスためましょう。



ご苦労のご報告楽しみにしております。



空扇さま

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