すゑとほりたる
某所で見かけた標識。

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すゑとほるということのむずかしさ

娑婆のこと・人間のすることは、空間限定・時間限定。
気がつけば、ボクたちはどこかに境界線を引いているんですよね。

光寿無量の慈悲。
空間限定・時間限定のいたわり。

だいぶ違いますが、どちらも有り難いことです。


歎異抄 四条

慈悲に聖道・浄土のかはりめあり。聖道の慈悲といふは、ものをあはれみ、かなしみ、はぐくむなり。しかれども、おもふがごとくたすけとぐること、きはめてありがたし。浄土の慈悲といふは、念仏して、いそぎ仏に成りて、大慈大悲心をもつて、おもふがごとく衆生を利益するをいふべきなり。今生に、いかにいとほし不便とおもふとも、存知のごとくたすけがたければ、この慈悲始終なし。しかれば、念仏申すのみぞ、すゑとほりたる大慈悲心にて候ふべきと云々。








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by e.wash-r | 2011-01-31 00:11 | 智慧と慈悲 | Comments(0)
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