午後2時。ご法事の帰路。ラジオを聴きながら静かな岐阜の街を走りました。
ラジオは、東北関東の震災の被災者情報と福岡第一原発の事故を伝え、そして子守歌のように延々とスタンダードナンバーを流していました。
「トップ・オブ・ザ・ワールド」「明日に架ける橋」・・・。
ニューヨークの世界貿易センタービルが崩壊した9.11同時多発テロ。
"世界が変わった"と言われたあの惨事のあと、アメリカでは多くの曲が放送禁止になりました。(放送禁止になった曲のリストのあるサイトはココ。)
ルイ・アームストロングの「What a Wonderful World」
ビートルズの「Ob-La-Di, Ob-La-Da」
ジョン・レノンの「Imagine」 等々
歌詞の「sail on silver girl」が航空機を連想させるとして、サイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」も一時放送禁止になったそうです。
当時のアメリカの動揺が伝わってくるような気がします。
そんなことにも思いを巡らし、次から次へとラジオから流れてくる懐かしい曲を茫然と聴いているうちに、言いようのないさみしさがこみ上げてきました。これらの曲を無邪気に聴いていたあの頃とは"世界が変わった"のかもしれない、と。
ナンクルナイサーと明るく言い切れないこの喪失感が何なのか、しばらく自問。自明。
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