3月11日の地震の揺れが大きかった地域からお嫁に来ていらっしゃるKさんの話。
地震が起きたとき、在所の兄はご法事におまいりしていました。
揺れでお仏壇がズリズリと前に出てきたそうです。お経が一瞬停まったそうですが、ご院さんは、すぐおまいりをつづけられたそうです。お経が終わるまで、当家の方が、お仏壇を両脇でずっと支えていらっしゃったそうですよ。
「ご院さんはすごいなあ。よく、どこまで読んだかわかるもんやね。」と兄が言っていました。
当家の方は、おまいりの後のおときの席をどうしようか迷われたそうですが、「法事だから」と言って、酒宴がその後3時間近く続いたそうです。
その話の後、Kさんが、おっしゃいました。
「ご院さん、お仏壇支えていますから、地震でもおまいりに来てくださいね。」
状況にも依るし、そのときになってみないとどうなるかわかりませんが、普段どおりのおじょうはんのお仏間でそう言ってくださったことが、とてもうれしかったです。
被災地のリアリティを知らないままのblogですが、御容赦を。
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