光円寺真宗講座で昼座、夜座のお聴聞。
関の光円寺さんは、美濃四十八座開座の寺院の中では東の端にあります。開座寺院の多くが集中する濃尾平野北西部からは少し離れているため、いつもお見受けするお同行の方々の姿がちょっと少なめ。
しかし、本堂は満堂。拝察するに、ご住職や坊守さんがおそらく駆け回ってお聴聞をすすめられたであろう若い方々が多かったのが印象的でした。光円寺さん独特の雰囲気を醸し出していました。
各お寺をまわってお聴聞していると、それぞれの伝統や土地柄やご住職の心意気など、そのお寺固有の雰囲気も味わうことができます。住職としては、ご法話に加えて、楽しみでもあり、刺激でもあります。
当寺ご門徒さんも、数人の方々がはるばるお聴聞j。どのお座でもご一緒する「達人」の方々に加え、壮年会の方々が誘い合ってお聴聞に来てみえました。うれしさこのうえなし。
リアリティの中で、他力のご法儀をズバッと聞かせていただきました。
光円寺さんのすぐ南側には長良川鉄道が走っています。現長良川鉄道、旧越美南線は、福井と岐阜、越前と美濃を繋ぐ山間鉄道で、一部未開通のまま現在に至っています。美濃平野から長良川を上り、郡上、白鳥の町を越え、日本海側の北陸、越前福井へと続く予定だった路線は、お念仏の土地を巡る路線でもあります。
ご法話の最中、ときどき踏切の音が鳴り、ディーゼル列車が通過していきました。
近くに鉄道のない土地に住む者としては、列車が通り過ぎる音を聞きながらのお聴聞は、格別です。しかも、ご法地を結ぶ列車ですからなおさらです。
北陸をゆく列車の中では、いつもお念仏が聞こえていたと聞いています。なんまんだぶ。
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