葬儀の生前予約
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前々住職は、岐阜の町の中心にあるTさんの家で、よくお宿をお世話になっていたそうです。交通の便が悪かった頃なので、岐阜の町のおまいりで帰れないような日は、Tさんの家で泊めてもらうのが慣わしだったと聞いています。

おまいりに行くと、いつもしっかりお荘厳をして、身支度をして、待ちかまえるように仏間にすわっていらっしゃったTさん。そして、必ず「ワシはおまいりもお寺まいりもきらいや。」とおっしゃったTさん。ボクは、なんとなくいつも楽しみにおまいりに行っていました。

そのTさんが亡くなられました。Tさんは父と同い年ですが、ボクは親しい友だちを失ったような気持ちです。


Tさんのお通夜。お勤めを終え、式場のエレベーターに乗ると、ひとりの女性が駆け込んでみえました。

「父の葬儀をお願いできませんか。父がお寺さんのお経が気に入ったので、自分の葬儀をお願いしてきてほしいと言っています。」と。

ボクは、お経がうまくありません。だいたい音痴です。声も小さいです。高い声も出ません。でも、褒められているような気分になったので、とりあえず、ありがとうございますとお礼を言いました。

事情を聞くと、その女性は末期ガンのお父さんの介添えでおまいりされていたとのこと。お父さんはTさんの知人だそうです。気弱になっているお父さんは、自分の葬儀のことを思っておまいりされていたそうで、お通夜のおつとめに遇われ、浄土真宗で葬儀をしたいと思われたのだそうです。家は**宗とおっしゃいました。

正直なところ、「家は**宗」と聞いて、少しホッとしました。新しくご門徒になられる場合、その方がどこかのお寺のご門徒さんである場合、どうしても世知辛い娑婆の論理がつきまとうからです。

葬儀のこともご心配でしょうが、何より安心の日暮らしを、とお伝えしエレベーターをおりました。

やっぱりほとけさまのご縁なんでしょうね。思いこみもアリです。



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by e.wash-r | 2012-06-04 23:00 | ようこそ正蓮寺へ | Comments(4)
Commented by 雨伝 at 2012-06-05 05:07 x
そうだったのですか・・・・・
そのお陰で1日充実しました。
http://shosonji.sakura.ne.jp/diary.cgi?mode=read&y=2012&m=6

下見は、坊守を連れて今日法事を済ませてから出ます。
レア~な御旧跡発見できたらFacebookででも実況報告します。
Commented by 釋覺性 at 2012-06-05 13:23 x
いいお話ですね。
阿弥陀さまのからのおはからい。
Commented by e.wash-r at 2012-06-05 23:05
静岡行、とても楽しみにしていたのですが・・・。

大切なおつとめです。しっかりつとめます。



たぶん3~4か月休んでいないような気がします。
むちゃくちゃ忙しいわけでもないのですが、なぜか毎日走り回っています。

心身ともにちょっと疲れ気味。
ちょっと横着に休んじゃおうかなあ。


雨伝さま
Commented by e.wash-r at 2012-06-05 23:09
ぜんぶご縁ですね。

貴方とのご縁もあみださまのおはからい。

不思議です。感謝です。

ずっとよろしくおねがいします。


釋覺性 さま
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