「お風呂が沸きましたよ。」
「お茶が入りましたよ。」
「ごはんができましたよ。」
外国の表現では、次のようになるらしいです。
「わたしは、あなたのために、お風呂を沸かしました。」
「わたしは、あなたのために、お茶を入れました。」
「わたしは、あなたのために、ごはんを作りました。」
「わたし」という本来の主語を省略して、本来目的語である「お風呂」や「お茶」や「ごはん」を主語にし、勝手にできあがったかのような表現。
「お風呂を沸かしましたよ。」と言うところを「お風呂が沸きましたよ。」と言う。
「お茶を入れましたよ。」と言うところを「お茶が入りましたよ。」と言う。
「ごはんを作りましたよ。」と言うところを「ごはんができましたよ。」と言う。
日本語の、若しくはそのような表現をする人の、奥ゆかしさなのだそうです。
「わたしは、あなたのために、お浄土をつくりました。」を「お浄土がありますよ。」と聞く。
「南無阿弥陀仏」と聞き、「南無阿弥陀仏」と称える。
「お浄土があってよかったね。」とそのままよろこぶ。
「わたしがお浄土に往く」というのは、ちょっとあつかましい言い方かもしれませんね。
◆
「お浄土があってよかったね」 宮崎幸枝先生の本
◆「ケロリンの桶」 映画『テルマエ・ロマエ』にも出てきました
定価1300円で市販されています。
ちょっと割高ですが、丈夫みたいだし、新築祝いとかにおもしろいかも・・・・。
Tumblr 『西蔵防だよん』
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