『群生海』  -只今、執筆中-
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法友H師より、寺報『群生海』100号をいただきました。年4回発行ということなので、25年間の積み重ねです。

25年・・・。重みを感じます。

いつも「時間に追われている」というH師。理由はいつも、「寺報を書いている」から。いままで、あきれてその言い訳を聞いていましたが、25年間そうだったのかと思うと、むしろ敬意が湧いてきました。



コストパーフォーマンスが追求される時代。誰にでも対応できる効率のよいシステムをつくり、廉価で質の高いモノやサービスを提供することが、ある種の成功を意味する時流です。

たおやかな時の流れによって成熟する技術や個人の感性・こだわりは、必ずしも昨今の利潤追求の有用な要素にならないのです。逆の言い方をすれば、素人が、わずかの時間で、確実に定められた質を提供できるプロになれることが、システムの要件であるような気がします。



25年間、地道に足を地につけてコツコツと積み上げられた『群生海』の意味。

たぶん、H師は寺報のプロになったという自負など持っていないと思います。モノもサービスも、常に試行錯誤の途上にあるという、このおそろしく緩慢なシステムを、かつてボクたちは当たり前のようにしていたのではないかと思うのです。



どちらのシステムが優れているかということを問うつもりはありません。

ただ、なんとなく、いつも、例えば「只今執筆中」と言っていたいなあ、と・・・。
by e.wash-r | 2013-02-16 23:16 | 智慧と慈悲 | Comments(0)
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