三ヶ日へ 3  -光明遍照十方世界 念仏衆生摂取不捨-
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ミカン畑のみえる高台の葬儀場。金色の霊柩車、鮮やかな花輪。その土地の流儀がそのまま風土。

火葬場で、父の死を受けとめようとする真摯な義弟の話を聞きました。葬儀でこそ。

死が縁ではあるけれど、いい時を過ごしました。

大事なことだと思います。



曹洞宗の葬儀。

お骨あげのあと、繰り上げの初七日法要。そのあと、村の方々による「お念仏」という儀礼。

「お念仏」は、鐘を打ちながら「観無量寿経のご文」と「回向句」と「念仏」を繰り返すという作法でした。

  光明遍照十方世界 念仏衆生摂取不捨

  願以此功 徳平等施一切 同発菩提心 往生安楽国

  南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏 ・・・

節こそ違っていましたが、以前、長良川の上流の曹洞宗の村で聞いた「お念仏」とほぼ同じでした。異宗の異国で聞く「お念仏」は、驚きでありましたが、ボクにはやっぱり心地よいものでした。


すべてのおつとめが終わったあと、導師をつとめてくださったご院さんに「お念仏」についての話を聞きました。

いわゆる「お念仏」は、曹洞宗の教えにもなく、作法にもなく、地域の習慣として行われているとのことでした。


長良川上流と三ヶ日。「お念仏」のおいわれが気になります。




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by e.wash-r | 2013-03-29 23:53 | おまいりにて | Comments(2)
Commented by 釋覺性 at 2013-04-01 12:51 x
うちの町でも浄土真宗に限らず、曹洞宗でも通夜にはお念仏をする地域があるようです。(地域の習慣としてです)

光明遍照・・・は浄土宗さんで摂益文と呼ぶらしいですね。
うちの祖母が亡くなったとき、地域のお年寄りが集まって、
この文を称えました。観無量寿経ですから、真宗門徒が唱えても差し支えないでしょう。

あとは、

破地獄の文。

其仏本願力
聞名欲往生
皆悉到彼国
自致不退転

本願寺派さんで棺(納棺尊号)に入れるとか入れないとかで昔、問題になったらしいですが・・・。

怠けもの(?)の僧侶(律師)が亡くなって地獄に落ちた。閻魔さまの前で、この文を称えたら、浄土に往生した。破地獄の文と呼ぶと・・・。
Commented by e.wash-r at 2013-04-03 16:27
当寺では、おかみそりのとき、三帰依の前に「其仏本願力聞名欲往生皆悉到彼国自致不退転」のご文をお唱えします。


摂益文、破地獄の文、回向句等の地域の流儀、辿っていくと楽しそうですね。

事例として、ことあるごとにblogでご紹介できたらと思っています。


釋覺性さま
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