お華束を並べる板が新しくなりました -お手間入りの伝承-
b0029488_1161999.jpg
b0029488_1163674.jpg
b0029488_1164682.jpg
b0029488_117016.jpg


b0029488_1211152.jpg



Mさんが、お華束を並べる板を新調して持ってきてくださいました。ご懇意です。

じゅうぶんに乾燥した杉板を名産地の美山で仕入れ、端正に従来の形状を忠実に再現した力作です。基本的には、年に一度、報恩講のお華束を作るときに使うだけなので、片づけに便利なようにと、収納箱(枠)付きです。

できあがりのすばらしさはもとより、伝統を受け継ぐ心意気と、何よりお手間入りのお荘厳をするという思いが有り難いことです。

お寺のことのすべてがそういう具合に進むわけではありませんが、少なくとも報恩講のお供えについては、面倒くさいから簡略化しようとか時流に合わせて合理化しようという流れに、少しは抵抗できそうです。ほんとうは、抵抗ではなく、ただ仏徳賛嘆と言うのがいいのですが。


庫裏で勉強していた中学生のKくんが、Mさんの声を聞いて奥から出てきました。Mさんが「なんや、勉強しとるんか。がんばれよ。」と声をかけられました。ふたりとも、なんかうれしそうです。

Mさんと中学生のKくんは同じ村。Mさんもボクもいなくなった何十年か先、Kくんは「お華束の板」がお寺に届いた日のことを記憶に残して、お華束を作っていてくれるような気がします。Mさんの思いは引き継がれていくんだろうな、と思うと感慨深いものがありました。

12月30日には、新しい板に並んだお華束の様子をUPできると思います。



                    Tumblr 『西蔵防だよん』

 
                    【 1年前の今日のblog
                    【 2年前の今日のblog
                    【 3年前の今日のblog
                    【 4年前の今日のblog
                    【 5年前の今日のblog
                    【 6年前の今日のblog
                    【 7年前の今日のblog
                    【 8年前の今日のblog
                    【 9年前の今日のblog
by e.wash-r | 2013-11-15 00:38 | ようこそ正蓮寺へ | Comments(0)
<< 地雷を踏む ちょっと息抜き  -徳山ダムへ... >>