環境省も推進するクールビズ。
アロハやかりゆしウエアの着用などという、心地よい話も伝わってきます。
ただ、冷房室温28度の設定は、ちょっと疑問。せっかく冷房するなら、もう少し下げてもいいと思います。実際、室温28度を厳守?する公共施設などに行くと、あまり心地よくない”暑さ”を感じます。28度という設定温度に、根拠があるわけでもないようですし・・・。
常識とされる礼節を崩すというのは勇気のいることです。涼しげならば何でもいいというわけにはいかないのでしょうが・・・。
たとえば、国会。
全員、服装は浴衣、もしくは夏生地のきもの。手ぬぐいとうちわ必携。麦茶を飲みながら。演出で、蚊はいなくても蚊取り線香をたけば、いっそう夏らしいキンチョー感のある審議ができたりして・・・。
もちろん、すべて冷房費目にして公費で賄うということで。・・・いいと思うんですが。
さて、当宗門の衣体の規定に、夏仕様というのはないそうです。ボクたちは生臭坊主なので、好き勝手に夏の衣や袈裟を着けていますが、正式には規定外のようなことを聞いています。(真偽不明)
ご門主さまには、夏衣体がないとも聞きます。伝灯の夏、たとえば、伝統技法で織り上げられた最高級の芭蕉布とか風情を損なわない最新のテクノロジーを集積した科学繊維とかでつくられた最高の夏衣体を、宗門としてご用意できたら粋ですね。
そういうお荘厳もいいと思います。