岐阜教区寺族青年会真宗講座 「御絵伝の絵解き」
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新築の香光殿にて、「御絵伝絵解き」のお説教をお聴聞。今回で三回目。ご講師は宮部誓雅先生です。

PCで編集された映像をプロジェクターで大写しにし、先生のお話、解説を受けました。NHKでも民法でもいいので、テレビでそのまま放映して欲しいと思うほどに完成された映像と絵伝を通して語られるおみのり。絵解き隆盛往時の方々ですら遭うことができなかったであろう恵まれた法縁です。

暗い本堂で、蝋燭の灯でぼんやり浮かび上がるほどの御絵伝を仰ぎ、ご講師の見てきたかのようなお説教を傾聴していたであろう時代のことを想像しながら、「絵解き」を楽しみました。

往時の絵解きは、おそらく場がもつ宗教的な雰囲気そのものが、お説教の空間だったのだと思います。「御絵伝」の細部がしっかりと見えることにより伝わったというよりは、「御絵伝」の細部・伝えんとする意図を心得られたお説教師さんのお話と象徴的に奉献された「御絵伝」の宗教的存在感によって伝わったのではないか、と想像します。

「御絵伝」の細部に至る鮮明な映像を見ながら、その伝えんとするところを隈なくお伝えくださる先生のお話を聞くという贅沢。お同行の方々と本当にいい時を過ごしました。



一言余分ですが、あえて言うなら、宗教的空間という雰囲気がもう少しあれば・・・と思った次第。視聴覚設備が整い快適に学べる公共の研修室のような雰囲気のみならず、何とはいえませんが香光殿らしい何かがあればなあと。





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by e.wash-r | 2014-10-21 09:06 | お聴聞 | Comments(4)
Commented by 釋覺性 at 2014-10-25 15:31 x
今年も報恩講の季節ですね。空調の完備されたお部屋での絵説きですか。これも時代の流れなのでしょうか?
「お羽根ざし」の代わりに「パワーポイント」でしょうか笑
お羽根ざし・・・誰が考えたのでしょう。昔の人々の心遣いを感じます。

この間の日曜日、八幡平の麓に行ってきました。紅葉と滝が見事でした。神社があって、セオリツヒメをお祀りしていると・・・。セオリツヒメは、アマテルカミ(通称、天照大神)のお妃。(アマテルカミは女性・・・ではありません。)13人の妃がいて、月ごとにそれぞれの妃がお世話をしていたそうです。1人余計なのは・・・閏年のご担当。4年に1度しかお会いできない。

ホツマ文字という神代文字で書かれた叙情詩「ほつまつたゑ」に詳しいです。これによると、アマテルカミは縄文時代に実在した方(今の皇室のご先祖)だったらしい。ネットで現代語訳が見られます。
学者さんの中には、「偽書」であるとしている方もいらっしゃいますが。










Commented by 釋覺性 at 2014-10-25 15:31 x
今年も報恩講の季節ですね。空調の完備されたお部屋での絵説きですか。これも時代の流れなのでしょうか?
「お羽根ざし」の代わりに「パワーポイント」でしょうか笑
お羽根ざし・・・誰が考えたのでしょう。昔の人々の心遣いを感じます。

この間の日曜日、八幡平の麓に行ってきました。紅葉と滝が見事でした。神社があって、セオリツヒメをお祀りしていると・・・。セオリツヒメは、アマテルカミ(通称、天照大神)のお妃。(アマテルカミは女性・・・ではありません。)13人の妃がいて、月ごとにそれぞれの妃がお世話をしていたそうです。1人余計なのは・・・閏年のご担当。4年に1度しかお会いできない。

ホツマ文字という神代文字で書かれた叙情詩「ほつまつたゑ」に詳しいです。これによると、アマテルカミは縄文時代に実在した方(今の皇室のご先祖)だったらしい。ネットで現代語訳が見られます。
学者さんの中には、「偽書」であるとしている方もいらっしゃいますが。










Commented by 播磨 at 2014-10-26 22:49 x
もう報恩講の季節、絵ときも時代とともに進化するのですね。いや絵ときが大事だからこそデジタル化にされるのでしょう。門徒にとって心に残る絵ときの発展をお祈りします。
Commented by e.wash-r at 2014-10-27 21:17
「お羽根指し」について、思うところがあり、ただいま秘策を練っております。

ほぼ見通しがつきました。

お楽しみに!


釋覺性さま
播磨さま
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