最近、立て続けにお墓についての質問を受けました。
テレビで「細木数子」さんという人が、お墓について、いろいろおっしゃったことがが理由みたいです。
聞いた話ですので、不正確かも知れませんが、
「お墓に建立者を刻む場合、女はよろしくない。」
「お墓に家紋を刻むのはよろしくない。」
というようなことをおっしゃったとか。
気にすること、こだわることではないと思うんですが・・・。
手を合わせることが大事なんですから。
15~6年くらい前、雑誌で、石材やさんが墓標のコピーを懸賞公募しているのを発見しました。興味本位で応募し、落選したボクのコピーです。
-去れど、我が心石にあらず-
ボクは途中で読むの挫折しましたが、自分の主義・主張を貫くなかで、社会的には敗北していく姿を描いた高橋和己の『我が心石にあらず』という小説があります。
『我が心石にあらず 轉(てんず)べからざるなり』
(わが心は石ではないので 転ばして変える事はできない)
古代中国の歌謡を集めた「詩経」の中の1編で、確固たる信念をあらわすことばだそうです。
石は転がり動くもの。墓石だって時と場合によっては傾きます。
その転がる石が、動(ゆる)がぬ仏の慈悲となるみ教えです。
今は安心して転がり続けましょう。 ・・・・・ Like a rolling stone?
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『西蔵坊だより』は、 森鏡山 正蓮寺の住職の日記です。
仏教のこと、山や川や海のこと、TIBETのこと等、思いつくまま書いています。
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