新村安雄さんのFB・blogで、柴田勇治さんが亡くなられたことを知りました。
新村さんと柴田さんは、共著『長良川の一日』に、「長良川-豊饒なる河川」という画文を書いていらっしゃいます。
【郡上八幡と吉田川ーミズガキ】の項は、新村さんの以下のような一節ではじまります。
”郡上八幡を流れる支流、吉田川沿いを、夏休みの頃午後1時を少し過ぎた辺りに通りかかると、ちょっとした光景に出くわす。川面がミズガキでいっぱいなのだ。八幡大橋の下流の荒瀬から、新橋下手の河原まで、オスガキも、メスガキも流れて下る。・・・”
『長良川の一日』新村安雄著より引用
魚類研究家の君塚芳輝さんが、川で遊ぶ子供を名付けた「ミズガキ」ということばが、はじめて活字となった一節です。
この本のなかで、新村さんと柴田さんは、長良川の上流から下流までを、科学的に、そして叙情的に、文と絵で綴られました。
その柴田さんの遺作展。
飄々とした菅笠姿、ひと目で柴田さんとわかるワンボックスカー、等々の懐かしい思い出。郡上の釣りを、郡上の人たちと川の関わりを、文化と呼び、郡上と川に生きた方でした。
柴田さんのほんの一端を拝見。まだまだ柴田さんの作品等は整理の途中とのこと。落ち着いたら「柴田勇治展」が開かれることを楽しみにしたいと思います。
『遺作展』はこの18日まで。あきらめていましたが、台風の影響で、おまいり・屋外の行事の変更等があり、ポッカリ空いた昼過ぎ、思い立って郡上八幡楽藝館へ出かけたという次第。
最近、ゴミ出しにしか乗っていないS4で久しぶりのドライブ!と意気込みましたが、将軍さまの「S4は嫌!」の一言で、それは叶いませんでした。
新町通の肉屋さんで買ったコロッケを、旧役場のベンチで食べ、新橋から雨の吉田川を眺めて、郡上観光終わりの巻。
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