インフルエンザ謹慎中につき、法務は若院におまかせ。
朝、少し楽になったので、上げ仏事(お寺でつとめるご法事)の準備をしたのですが、「本堂にウイルスまき散らかしてどうするのっ。」と坊守に叱られました。
確かに!。以降定位置の隔離部屋で静養。
うとうとしていたら、上げ仏事のはじまりを告げる喚鐘(かんしょう)が、聞こえてきました。
考えてみれば、自坊の喚鐘を本堂を離れて庫裡で聞くのははじめて。
その遠い喚鐘の音は、新鮮ではありましたが、法務を離れるというのは、こういうことか!と、なんとなく寂しくなりました・・・。
遠い目でオリンピック中継を見るアスリートの気持ちって、こういうものかもしれないと思いました。
そうは思いましたが、ボクはアスリートではなく、ただのインフルエンザの生臭坊主でした。
とりあえず、はやく元気な生臭坊主にならねば。
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