春分の日・お彼岸のお中日におつとめする彼岸会、毎年この日には、100mほど離れた公園の桜が満開です。
今年の桜(ソメイヨシノ)の開花は、例年より早いという予想のようですが、当地の彼岸桜については、例年より遅いという現実です。
『暑さ寒さも彼岸まで』といいますが、彼岸会の朝は、まだまだ寒く、冬の法座と同じように、たくさんのストーブに火を入れました。朝の寒い本堂で、おまいりの方を待ちました。いつの法座もそうなのですが、"大勢おまいりに来てくださるだろうか。"と、いつもハラハラしています。
おまいりの方の数だけが、大切なことではないことは十分承知しているつもりです。でも、せっかくの法座のご縁、一人でも多くの方といっしょにおつとめしたいというのは、住職の本音です。
村ごとに乗り合わせておまいりにみえる方々の一団を見ては、一喜し、馴染みのおじいちゃんやおばあちゃんが、いつもの本堂の定位置に座っていらっしゃらないさまを見ては、一憂するわけです。
心配していましたが、たくさんのおまいりの方で、本堂はいっぱいになりました。
最後、6月の『黄鐘会・夏座』の宣伝をして、彼岸会無事終了。
彼岸会の後、3組の方々がおまいりされました。それぞれ、家族揃って10人ほどの大団体。せっかくなら、彼岸会のご縁に会えるとよかったのにとも思いますが、法座も、お斎も、小さなこどもたちには、対応できていないのが現実。思案のしどころです。
一日、気を張りつめていたので、夜、倒れるように寝てしまいました。と、最後は言い訳。
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『西蔵坊だより』は、 森鏡山 正蓮寺の住職の日記です。
仏教のこと、山や川や海のこと、TIBETのこと等、思いつくまま書いています。
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