10年前にはじめた夏のお泊まり会。
その最初のお泊まり会の参加者のひとりが、今は大学生のYくんです。
Yくんは、その後、岐阜教区のサマースクールにも参加しました。
夜のおじょうはん。
Yくんに、今、制作中の「サマースクール50年記念誌」の原稿を依頼しました。
いっしょに、上高地から岳沢や焼岳に登った時のことを、書いてもらう予定です。
Yくんが一番印象に残っているのは、山を下り、高山の町を散策した後、
神通寺さんの本堂で食べた昼食だそうです。
本堂でいただいたのは、サマースクールの定番、絶品『こびしや』さんのおにぎり。Yくんは、その時、神通寺さんが出してくださった「茄子の漬け物」のおいしさが忘れられないのだそうです。
そばで、そのはなしを聞いていたYくんのお母さんが言いました。
「あんたは、いつも食べ物のことしか憶えていないんやね。あの時は、帰ってきて、『お寺でおいしいおにぎりと茄子の漬け物を食べた』ということばっかり言っていた・・・」
こうやって染みこんでいく仏法って、すごいなあと思います。
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『西蔵坊だより』は、 森鏡山 正蓮寺の住職の日記です。
仏教のこと、山や川や海のこと、TIBETのこと等、思いつくまま書いています。
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