長男・長女を誘って、中川北組の公開講座に行ってきました。
「老・病・死の現場から-仏教と医療の橋渡し-」というテーマ、ご講師は、大分県の田畑正久先生です。
外科医として、また病院長として、医療の現場におられる先生の信仰、医療と仏教(信仰)について、とてもわかりやすく聞かせてもらいました。
戦後、世界保健機構(WHO)は、健康の重要な要素として、
physical:肉体的・身体的
mental:精神的・知的
social:社会的
に健全であること、を定義しています。
1999年、WHO理事会は、4番目の大切な要素として、
spiritual(スピリチュアル)に健全であること
という項目を提案。現在、検討中ということらしいですが、日本やある共産圏の国は、消極的な立場をとっているとのこと。
さて、『スピリチュアル』とは、どのようなことかということですが、単純に和訳すれば、『霊的』とか『宗教的』ということです。微妙なニュアンスが伝わりにくいことばなので、日本の場合は、『スピリチュアル』そのままでいいのでは、という流れのようです。
先生は、仏教的な視点でいうなら、
1 生まれた意味
2 生きることの意味
3 死んだらどうなるのか
ということの解決、その安心・よろこびなのではないかとのべられました。
中3、高2のこどもたちを無理やり連れて行ったのですが、聞き入っていた様子でした。
「聞いてよかった。」というのが、(ボクも含めて)こどもの声。
会所の正尊寺さん本堂は縁にまであふれる人たちでいっぱいでしたが、もっとたくさんの方々がこのご縁にあえたらよかったのにと、欲は尽きません。
田畑正久先生のHP「歎異抄に聞く会」です。
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『西蔵坊だより』は、 森鏡山 正蓮寺の住職の日記です。
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