夜、彼岸会のお荘厳の最終チェック。
あとは、明日の早朝、Y商店さんから白いお華束が届いたら、それを盛るだけのつもりでした。
軽い気持ちで、一応十分にあるはずの蝋燭を確かめてみると、なんと、20匁の蝋燭が2本足りません。少し焦って、早々にお仏具屋さんに電話。お店を開けておいてもらって、蝋燭を買いに行きました。
蝋燭を買って、お仏具屋さんから車に戻る途中、蝋燭の箱の上の領収書が風に飛ばされました。マズイ!と思うほど、どんどん飛んでいきます。やむなく、蝋燭の箱を地面において、領収書を追いかけました。
燭は彼岸のお荘厳。蝋燭を地面に置くとき、ちょっとためらいました。蝋燭をぞんざいに扱うような気がしたからです。蝋燭と領収書とどっちが大切かなあと考えながら、領収書を追いかけました。
そのとき、瞬時に頭の中を巡った意味不明なこと。
蝋燭はまた買うことができる。
でも領収書はアレしかない。
やっぱり領収書を追いかけなければ・・・。
お彼岸でも、ボクはまちがいなく此岸にいます。やれやれ。
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『西蔵坊だより』は、 森鏡山 正蓮寺の住職の日記です。
仏教のこと、山や川や海のこと、TIBETのこと等、思いつくまま書いています。
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