法事にて -「・・・自分の家が何宗か知っとるか?」-
b0029488_235248.jpg本郷通り

欅並木




空襲から60年

植えたら
大きくなった

法事のお斎の席にて、S中学のT先生と。

修学旅行で広島へ行かれたと聞き、"帰りは、お駄賃のUSJですか?"と軽いノリで尋ねると、最近は、そうでもないという返事。

ディズニーランドやUSJは、いつだって行ける、だから、最近は修学旅行じゃないと行かないかもしれないようなところで、現場・歴史・風土に触れる、ということをコンセプトにしているとのことでした。

    1日目  広島・平和公園にて平和学習・市内自由散策
    2日目  香川・国立療養所大島青松園訪問(ハンセン病問題の現場へ)
    3日目  瀬戸内にて漁業体験

例えば昨年は、おおよそこんな行程だったそうです。
すでに行動を通して生徒と共に学ばれたT先生の真摯な語り口に、圧倒されました。

行動に教学の裏付け?をすることに価値を見いだしたり、論理の構築や知的な研修に躍起になっているような感じのする我が教団のボクを含めた坊主は、学校の先生方のプロとしての思惟と行動に学ぶべきだと思いました。

それは、坊主が、学校の修学旅行(の行程)のマネをするということではありません。平和や差別や経済の現場に、固有の論理をうち立てて関わっていくということでもないでしょう。

人がいて、お寺という場があり、家庭にはお仏壇もあり、そしてみ教えがあるのですから、そこがボクたちのフィールドであると、当たり前のことに腹をくくり、ともに仏縁と仏法をよろこぶこと。そういうことなんだと思います。



「金曜日の社会の授業は、鎌倉仏教だったんです。使っている資料集には、歎異抄の『善人なをもて往生をとぐ、いわんや悪人をや』が載ってるんです。勉強しましたよ。」

「"先生は明日法事なんやけど、みんなは、自分の家が何宗か知っとるか?"って聞いたんですけど、誰も答えられませんでしたね。町の子だからかなあ。」

と、T先生。
"町の子"だから、知らないということではないんです。伝えていないんです。伝えるのが、坊主のつとめなんですが・・・。

"坊さん、本業しっかりしてよ!"と乞われている、と聞きました。



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by e.wash-r | 2006-10-09 23:20 | おまいりにて | Comments(2)
Commented by mts at 2006-10-09 23:59 x
僕は日曜学校の生徒さん半分のお家の宗名宗派を知りません。
僕は阿弥陀様が好きです。といつも生徒さんに話してます。
生徒さんはお寺が楽しいと言ってくれます。有り難いです。
Commented by e.wash-r at 2006-10-10 01:26
学校ですることを、ボクたちがやらなくてもいいですよね。
単純に、お寺ですることをしたいですね。

ボクたちの力量を越えていくところが、有り難いですね。
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