Y市の斎場で葬儀。
台風並みの低気圧が日本海を抜け、朝から吹雪。岐阜市内の道路も積雪しており、法事のお宅から斎場まで、ノロノロ運転の車列を何度も無理やり追い越して何とか葬儀に間に合いました。
4WDとアンチロックブレーキの威力をはじめて実感しました。もし、そうでなかったら、葬儀には絶対間に合っていなかったでしょうし、2回は追突していたと思います。
雪道を飛ばしながら、『吹雪の日曜日、交差点でもないところで急に曲がる車は、パチンコ屋さんに入る車である。』という観察結果を得ました。好きなことは、天候に関係なくできるということ。当たり前のことですが、心得ておきたいですねえ。
さて、Y市の斎場は、市のはずれの山の中にあります。
×印:通行不可の峠
○印:Y市斎場
黄線:峠越えルート
緑線:迂回ルート
斎場への途中、トラックが田んぼの中に横転していました。また、その先の峠の手前には、パトカーが止まっていて、事故で、通行不可とのこと。峠を越えれば、2kmほどですが、越えられないとなると、ひと山回って12~13km走らなければなりません。
イライラしながら引き返し、遠回りして斎場を目指して走る山の間に開けた田んぼの中の道の先に、きれいな虹が架かっていました。きれいでした。
でも、例えば『虹の架け橋』などという美しいことばは、ウソだと思いました。
虹は、架け橋になんかならない!のだっ。
虹を見ながら、走るしかないでしょ。
真俗二諦ということを、ふと考えてしまった瞬間でした。
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『西蔵坊だより』は、 森鏡山 正蓮寺の住職の日記です。
仏教のこと、山や川や海のこと、TIBETのこと等、思いつくまま書いています。
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