煩悩具足の凡夫     -正尊寺真宗講座聴聞記③-
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十七条の憲法 十条

忿(いかり)を絶(た)ち瞋(いかり)を棄て、人の違ふことを怒らざれ。人皆心有り。心各執ること有り。彼是(ぜ)なれば吾は非なり、我是なれば則ち彼非なり。我必ずしも聖に非ず。彼必ずしも愚に非ず。共に是れ凡夫(ぼんぶ)のみ。是非の理、誰か能く定む可き。相共に賢愚、鐶(みみがね)の端无(な)きが如し。是を以て彼の人は瞋(いか)ると雖も、還(かへつ)て我が失(あやまち)を恐る。我独り得たりと雖も、衆に従ひて同く挙(おこな)へ。


『煩悩具足の凡夫』の意味、ありとあらゆる煩悩をすべて持ち合わせたものと聞かせていただきました。そして、その凡夫が生きる真の拠り所を聞かせていただきました。

ずーっと本堂の中にいる訳にはいかないので、元気に娑婆に戻りましょう。
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by e.wash-r | 2004-10-21 07:11 | 智慧と慈悲 | Comments(0)
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