手縫いの小五条袈裟
浄土真宗本願寺派においては、僧侶の服装等は『服制規定』という法規で定められています。
袈裟・衣・袴等の種類と組み合わせによって、「礼装・第一種」から「略服・第三種」まで、15通りに分けられています。

基本的に、『服制規定』に定められた服装で、法要・儀式をつとめています。ただ、当西蔵坊正蓮寺の流儀というか伝統というか勝手で、「おじょうはん(月の命日のおまいり)」の時は、規定にない布袍・小五条袈裟という服装で、おまいりしています。

布袍(略式の衣)の場合、袈裟は輪袈裟と決まっているのですが、おまいりの時に小五条袈裟に変えるのです。ボクの感じとしては、このほんの数十秒の時間が、実にいい"間"となっています。

小五条は、毎日、何回も付けたり外したり畳んだりしているので、あっという間に傷んでしまいます。先日、たまたまいい裂(きれ)が手に入ったので、坊守が、おじょうはん用の小五条を仕立ててくれました。

本日、「おじょうはん」にて着用。早々に、Mさんが、
「いい色目やねえ。」
とよろこんでくださいました。

寺に帰り、そのことを坊守に伝えました。そして、「"坊守が仕立てました。"と、言おうと思ったけど、坊守をほめるご院さんはかっこ悪いと思ったので、それは言わなかった。」と、話しました。

しかし、坊守に、そういうハードボイルドなボクを理解する気はないようです。なんとなく"ほめる必要はないが、事実は伝えなさい。"という視線を感じたので、今こうして、このblogを書いています。


         坊守の手縫いの小五条袈裟。ほとけさまのお荘厳です。
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b0029488_22514638.gif『西蔵坊だより』は、 森鏡山 正蓮寺の住職の日記です。
仏教のこと、山や川や海のこと、TIBETのこと等、思いつくまま書いています。
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by e.wash-r | 2007-02-08 23:59 | 智慧と慈悲 | Comments(2)
Commented by あんこう at 2007-02-10 08:56 x
スゴイ!本格的やん。
いい裂が入手できたらお持ちしますので是非つくって下さい。
Commented by e.wash-r at 2007-02-11 00:48
時価。

あんこうさま
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