悲しき哉 -下がり藤のむこうに涙が見える-
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下がり藤のついた手紙が届きました。

当局の長からの公的な依頼文でした。


住職として44年間教化伝道に取り組んでこられた見識ある『住職』を、国政選挙において、宗門の代表として「特別推薦」することを決定したと書いてありました。


「44年間教化伝道に取り組んでこられた見識ある住職さん」や「『特別推薦』を決定した当局の方々や宗会議員さん」のお寺は、余裕でスゴイんだろうなあ。

きっと、法座は、お同行であふれ、お念仏が堂宇を揺るがしているんでしょう。
きっと、ご門徒は、みんなお聴聞とお念仏の日暮らしを慶んでいらっしゃるんでしょう。
きっと、村や町は、ほとけさまのお慈悲に染め上げられて、土徳の地となっているんでしょう。

ほとけさまのおはたらきとは言え、スゴすぎます。うらやましすぎます。


ところで、「44年の教化伝道活動と実践」によって培われた見識って何なんだろう。
その見識を、宗門挙げて推薦しようという当局の見識って何なんだろう。

上記の見識が何なのかよくわかりませんが、この選挙の「依頼文」の最後に、『親鸞聖人七百五十回大遠忌法要』への参拝のお願いの一文を加えるという見識は、ボクには到底理解できません。



下がり藤は、いったいどこへ行くつもり?


強く深く、怒り、呆れ、虞(おそ)れ、悲しんでおります。





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b0029488_22514638.gif『西蔵坊だより』は、 森鏡山 正蓮寺の住職の日記です。
仏教のこと、山や川や海のこと、TIBETのこと等、思いつくまま書いています。
よろしければ、TopPageより、ゆっくりご覧ください。

                    『西蔵坊だより』TopPage

by e.wash-r | 2007-05-24 01:52 | そらごと、たはごと | Comments(2)
Commented by オカハラヒロカズ at 2007-06-09 15:16 x
今回の宗門特別推薦に違和感を感じネットでいろいろと調べていましたらこの日記に当たりました。住職さんの書かれていることはもっともで私にもその「見識」がなんなのかサッパリわかりません。正直怒りに近い感覚すらおぼえています。まわりにこのことについて疑問を投げかける人がひとりもいないことも違和感の理由のひとつでした。この日記を読ませていただいて私のほかにもこの事に疑問を抱く僧侶の方がいらっしゃることを知りすこしホッとしました。ありがとうございます。
Commented by e.wash-r at 2007-06-10 07:28
教団も、娑婆の相とは言え、ボクたち一門徒としてはやはり違和感がありますよね。

当教区の総代さんの集まりで、不満のつぶやきが出ていたと聞いています。ご本山に対してのことですから、批判はオモテだっては出ないと思います。でも、くすぶっている現実があると思うと怖いです。

デリケートな問題なだけに、当局には是非とも慎重な対応をしていただきたいと思っております。

blogにおいては、辛辣な書き方をしましたが、僭越ながら本心は心配しているんです。

とりあえずボクは、現場(お寺)で住職の本分もつとまらないおぼつかない状況ですので、いずれにしても申し訳ないことです。(努力はしているつもりですが)

お念仏のお寺、その教団がいいですね。


コメントありがとうございました。また、ご訪問・指導おねがいします。


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