久しぶりの奈良の勉強会。「現生の利益」について、三木照國先生の講義を聞いてきました。
講義の後は、いつも座卓を並べ先生を囲んでお茶をいただきます。この場で、ざっくばらんに語られる先生の味わい深い一言一言が、また楽しみでもあるのです。
例えば世間で使われた「美しい国」とか「戦後レジュームからの脱却」とか、あるいは「国民の生命と財産を守る」ということばは、たしかに美しいけれど、美しすぎて本音や生々しい実態が見えてきません。
そう言うことばに比べると、三木先生のお話は、照れかくしのことばの向こうに、間違いなく阿弥陀さまがいらっしゃるんだろうなあと楽しむことができると思うのです。
みなさんが来るので、朝から本堂をきれいに掃除したがな。
埃ひとつ落ちてえへんはずや。
阿弥陀さんは生きておられるほとけさま。
生きたほとけさまがおられる本堂やから、だだくさにしたらあかん。
みなさんのお陰で掃除させてもろうたわ。
つい慣例的にこなれたことばを使って、まとめてしまう傾向を反省しなければと思います。
ことば(文章)には、ちゃんと思いが現れてしまうものなのだろうから・・・。
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『西蔵坊だより』は、 森鏡山 正蓮寺の住職の日記です。
仏教のこと、山や川や海のこと、TIBETのこと等、思いつくまま書いています。
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