前進座「法然と親鸞」  -中華という思想-
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黒野組5ヶ寺のご門徒さん方と、名古屋の中日劇場へ、前進座の『法然と親鸞』を観に行ってきました。

お念仏を説く法然さまと、その法然さまを師と仰がれた親鸞さまの京都の物語は、承元法難という念仏弾圧を機に、親鸞さまの越後・関東での布教の物語へとすすんでいきました。


仏法は、我がこととして聞くものです。

法然さまと親鸞さまの物語も、我がこととして観るのがよいのでしょう。しかし、今チベットで起きていることが頭を離れないボクは、「承元の法難」が、いわゆる「チベット動乱」や今チベットで起きていることに重なり、また「法然さまと親鸞さま」の生き方が、「ダライラマ14世」やチベットの人たちの今と未来に重なりました。

いつかチベットなるものは、中華なるものに席巻されるかも知れませんが、そこにあっても、大切なものは伝わっていくと思いたいです。

ただ、中華という思想は相対的に成り立つものなので、すべてを覆い尽くすまでは、チベットや日本など周りにあるものを蹂躙し続けると考えるのが理屈ではあります。


宗教の本質のひとつが、「頭を下げていく世界」「仰いでゆく世界」であることの意義の大きさを感じます。





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前進座「法然と親鸞」  -中華という思想-_b0029488_22514638.gif『西蔵坊だより』は、 森鏡山 正蓮寺の住職の日記です。
仏教のこと、山や川や海のこと、TIBETのこと等、思いつくまま書いています。
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by e.wash-r | 2008-03-19 13:44 | Comments(0)
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