黒野組「お聴聞のつどい」 -朝戸臣統師-
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平成16年6月1日、即如ご門主の黒野組御巡教をお迎えしました。
それをご縁として、黒野組では、以降6月1日に法座を開いております。

本年は、黒野の専長寺さんにて、『お聴聞のつどい』と銘打っておこなわれました。御講師は飛騨高山の神通寺・朝戸臣統先生です。先日の教区総代会に続いてのお取り次ぎです。



1座2席の法話のあと、全体で話し合い法座。80人ほどのお聴聞の方々でしたので、現実的には先生との問答というかたちになりました。

何人もの方が、昨今の世相への不安から、倫理・道徳への期待を述べられました。

物質的にも精神的にも豊かな社会を望みますし、倫理・道徳について否定するものではありません。何がよいのかは議論のあるところですが、よりよい社会的へのアプローチは、一市民として不可欠なことだと思います。

ただ、ボクとしては、そういう議論は、あえてお寺でしなくてもいいと思っています。お寺では、お寺でしか聞けない話を聞きたいと思うのです。ほとけさまの話であり、阿弥陀さまのお慈悲の話です。

法座のあと、Y師が『キッズサンガのすすめ』を熱弁。その中で語られた「お寺をこどもの居場所に」という一節には、人間の考えるフィルターをはずした、ほとけさまの慈悲を依りどころとするお寺のすがたへの願いがこめられているのだとボクは思っています。



朝戸先生はご法話を「若者は若いなりに、年寄りは年をとったままに、そのままが尊く、素晴らしいいのちをいただいているのです。悲しみ、苦しみを抱えているこの私をこそ、何としても捨てることがないのだとお誓い下さった阿弥陀様のおこころをいただき、『ともに いのち かがやく 世界へ』歩みをすすめて参りましょう。」と結ばれました。


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 よ う こ そ 『 西 蔵 坊 だ よ り 』 へ

b0029488_22514638.gif『西蔵坊だより』は、 森鏡山 正蓮寺の住職の日記です。
仏教のこと、山や川や海のこと、TIBETのこと等、思いつくまま書いています。
よろしければ、TopPageより、ゆっくりご覧ください。

                    『西蔵坊だより』TopPage

by e.wash-r | 2008-06-02 01:51 | おまいりにて | Comments(2)
Commented by GIZING at 2008-06-05 23:14 x
西蔵坊様へ

はじめてコメントさせていただきます。

どうも世間では宗教よりも「修養」の方が人気があるようです。
「努力する」→「偉い者になる」という図式は想像以上に根深い
ですね。宗教は、その図式の正体を根底から問いかける営み
であり、それこそが、まさにお聴聞の眼目であると拝察します。

さて、この1週間ほど、妙念寺様の掲示板にアクセスできませ
ん。何らかの障害が発生しているのでしょうか。
Commented by e.wash-r at 2008-06-06 14:26
GIZINGさま

ようこそお訪ねくださいました。
GIZINGさんのお話しは、いつも、namoさんのところで有り難く拝読しておりました。

今回も、


「井の中の蛙、大海を知らず」ということわざには続きがあるそうです。
「されど空の深さを知れり」とか。

井蛙不可以語於海者
而知空深

私共は何を知っているつもりなんでしょう・・・。


の一節、ハッとして読みました。(また、お話しに引用させていただきたいと思っております。)

私(我)の知る「海の広さ」、「空の深さ」には限界があるばかりでなく、そればかりに執着して、ほとけさまにであうということを忘れている自分に気づかされます。


namoさまの掲示板、復旧したみたいですね。楽しみにしております。

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