蓮如上人が手渡された逆さ向きの藁でそのまま葺いたという弘誓寺『逆さ葺き蓮如草門』。
瓜生津弘誓寺は、親鸞聖人の直弟、願名(明)坊宗信開基の古刹で、親鸞聖人も蓮如上人も逗留されたという由緒があります。
十数年をかけた本堂・鐘楼の修復が終わった弘誓寺さんで、蓮如上人の五百回遠忌法要、親鸞聖人の七百五十回大遠忌法要がおつとまりになりました。
門徒、村総出でつとめる親鸞さまと蓮如さまのご法事。村の内や境内は、礼服に青い式章をかけた方々が往き来されるすがたでいっぱいでした。なんとも感慨深いものがあります。
異なる風土のお同行のすがたに触れ、それぞれの里で、それぞれの流儀でお念仏が伝わっているということが、おそらく本願寺という巨大な教団の礎であり強さなのだろうなと感じた次第。
世間、教団という俗物の中にあって、そこでこそ育まれるボクたち。そして、まちがいなく至りとどいている慈悲。汗ばむほどの秋晴れに、ボーッとしながら、そんなことにしみじみ感じ入った一日でした。
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『西蔵坊だより』は、 森鏡山 正蓮寺の住職の日記です。
仏教のこと、山や川や海のこと、TIBETのこと等、思いつくまま書いています。
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