紅葉も終わりに近づいてきました。
江戸時代以降、里山の木は燃料として切り出され、その二次林として育ったのがアカマツの林だったと聞いています。
アカマツの林は、松茸を育み、当地の里山は松茸山として一時代を築きました。
伊勢湾台風による山の荒廃。
灌木の繁茂。
アカマツの寿命。
松食い虫の被害。
様々な要因が重なり、アカマツの林は急激に消滅し、今はそこを落葉樹の若い雑木林が覆っています。
松茸は採れなくなったそうですが、昔の松茸山の春の新緑と初冬の紅葉は、年々その深みを増しているように思います。
北海道のお客さまに、『昔の山は、松茸を踏まずに歩くことが難しかったそうですよ。』と、当地のお年寄りの口癖のような話をすると、『北海道の川も、昔は、サケが上ってくると棒を入れても倒れないほどだったさ。』と。
お国自慢も昔話となりにけり。
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