2004年 10月 13日 ( 1 )
ペットの突然死症候群   -いのち考-
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テレビで、突然死するペットのレポートを見ました。ある種の犬には、生後2年ほどで脳が壊死しはじめる遺伝があり、肢体の麻痺やけいれんを繰り返しながら、死に向かうというのです。

元気だった愛犬が突然発症し、苦しみながら衰弱していく姿を見守るしかない飼い主の苦悩と、その原因を追及していく飼い主の姿を番組は追っていました。

飼い主や番組のレポーターは、おきまりのパターンで正義をかざし、遺伝を放置したとしてブリーダーを糾弾し、いわゆるペット産業を批判していました。

ボクにはどうしても腑に落ちない内容でした。

遺伝病をもって生まれてくることは問題なのでしょうか。
それは、ペット産業の責任なのでしょうか。
その愛犬は、遺伝の上からは生まれてきてはいけない『いのち』だったのでしょうか。
他の誰かの責任にして、納得するような問題ではないと思うのです。

ボクたちは、自分の都合でしか他のいのちを認めることができません。その傲慢は、私自身のありのままの姿であります。だから、人間はいまだいのちの問題を根本的に解決できないでいるのです。
いのちは誰のものか。
それは、いのちを損ない傷つけようとするもののものではなく、育み生かそうとするもののものである。
   -シッダルダ少年時代の物語より-

いのちを育み生かそうとするもの、それを仏の慈悲といいます。
by e.wash-r | 2004-10-13 15:10 | そらごと、たはごと | Comments(4)