2009年 11月 30日 ( 1 )
T寺永代経法要 -帰っておいで-
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住職 若院 新発意  三代揃っておつとめ


永代経法要のお取り次ぎのご縁をいただきました。


T寺さんでは、ほんの5日前に真宗講座があり宏林晃信師の熱いお説教があったばかりです。その時、宏林晃信師が藤田徹文先生のお話として紹介された一節。(正確なことばではありません。)

    遠くに就職する息子を送り出す母親。
    バス停にて、「我慢してまじめにはたらきなさい。」と繰り返す。
    バスが来ていよいよ旅立つ息子。
    見送る母の口から、「辛かったら帰ってこいよ。」

この話を聞き、実は永代経の法座でお話しする予定でいた話とそっくりだったので、正直なところ、少々焦りました。どこまでも賛嘆であるので、同じ話を堂々とすればいいと思ってはいても、やはり似ているなあと気後れしてしまいました。

そのときボクがご紹介したのは、フォークグループかぐや姫の歌『妹』の歌詞です。

両親が亡くなり、兄妹ふたりで暮らしているという状況。妹の嫁ぐ日の前夜の兄の心境を詠った詩です。喜多条忠作詞の一節。

    妹よ 父が死に 母が死に お前ひとり お前ひとりだけが心の気がかり
    明朝 お前が出ていく前に あの味噌汁の作り方を書いてゆけ

    妹よ あいつはとってもいい奴だから どんなことがあっても我慢しなさい
    そして どうしても どうしても どうしてもだめだったら 帰っておいで 妹よ

つくづく似ています。

以前の真宗講座で安方哲爾師より聞いたことば。

    親のこどもへの厳しさは、引き受ける覚悟があるから。


おぼつかなくも、されど親(兄)。すえとおる慈悲は、やっぱり阿弥陀さん。





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by e.wash-r | 2009-11-30 16:22 | おまいりにて | Comments(2)