2011年 06月 27日 ( 1 )
野あげ -みょうがぼち-
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山県市、T家ご法事。親戚のKさんが、地域の婦人部の方々が寄ってつくられた「みょうがぼち」をお供えされました。

おまいりの方々の話題は、田植えが終わった後の「野あげ」の思い出。

みなさんの話をまとめると。


田植えが終わった後の祝い休み  「野あげ」「野休み」「さなぶり」(早苗饗)
稲刈りが終わった後の祝い休み  「秋あげ」

雨が降ったときの野休み      「おしめりあそび」
日照りが続いたときの野休み    「おてんきあそび」

いずれの休みも、きっちり休むのが礼儀。

「野あげ」「秋あげ」の時には、「うどん」や「ぼたもち」や「ぼち」と言われる小麦粉と米粉を練って蒸しただんごを作り、近所や親戚にも配った。


休みを休むこと、人が寄ること、分け合うことということを、ここ数十年の間に、ボクの日暮らしも含め農村社会は、知らず知らずのうちに手放してしまったような気がします。翻って、ご法事は、なんとかそれらを大切に引き継いでいると思うのですが・・・。




「『みょうがぼち』のような手の込んだものは、このへんじゃあつくらんかったなあ。」というのが
長老方の共通見解。

「ぼち」の中に空豆の餡を入れてミョウガの葉でくるんで蒸す「みょうがぼち」。岐阜の郷土料理として、今の季節の定番のお菓子のようになっていますが、「野あげ」のときにつくる習慣のあったのは、濃尾平野の北部・西部の限られた地域のようです。



梅雨最中。田植えが終わって、これからは田の草取りの季節。

「この秋は 雨か嵐か知らねども 今日のつとめに田の草を取る」


勤勉な日暮らしをしているボクではありませんが、それでもやっぱり休みのことばかり考えています。







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by e.wash-r | 2011-06-27 00:10 | ふるさと | Comments(0)