2017年 04月 27日 ( 1 )
「ローマの休日」改め「老婆の休日」改め「老婆の手術」
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過日、夕食時、母が「明後日、大学病院で手術をするから、付き添って欲しい。高齢なので大学病院で、と言われた。」と言う。

当然、「えっ!」となる。

すかさず坊守が「ごめん、言うの忘れてた。私も今日聞いたんだけど。」と。

という訳で、急遽、坊守と妹とボクで段取りして、なんとか交代で対応。

無事手術が終わり、担当の先生に呼ばれる。

「X病院のデータと、実際の患部の様子が異なっていましたが、対処しました。ところで、どうして手術することになさったのですか?」

そう言われても困る。

「X病院からそう言われたので、ということしかわかりません。」と答える。

「いや、それはわかっています。X病院のデータは昨年の2月のものです。1年以上経って、手術をされることになった経緯はご存知ありませんか?何か体調等に変化があったのでしょうか?」

恥ずかしいことに、何もわからない。

「いずれにしても、患部はきれいに切除できましたから。」と先生。

術後3時間、眠っていた母が目覚めたので、手術までの経緯を聞いた。聞いて愕然。

”昨年の2月、X病院で、手術した方がいいと言われたが、なんとなく気が乗らなかったので、放っておいた。最近、陽気も体調もいいので、そろそろ手術してもいいかなあと思って、X病院へ行ったら、こうなった。”

坊守と妹とボクは、無理なやりくりをして、ヘトヘトで付き添っていたが、母は至って元気。術後すぐから、お腹が空いたとか、アメなら舐めていいはず、とかわがままを言って看護士さんを困らせ、挙句は、点滴の落ちる速さを勝手に早めて先生に叱られる始末。

退院した母は、すぐに境内の草引きをはじめ、「気持ちいいよ。」とか言っている。回りは、ぐったり疲れているが。


『調子がいいから手術した』って、まるで、先日、正尊寺真宗講座で桑羽先生が引用された桂文珍の『老婆の休日』の一節そのまま。

家族が、振り回されて疲れるのは仕方ないにしても、多忙なお医者さん、看護士さん、逼迫する国の医療財務を考えると、なんだかなあ、というため息。


まあ、要するに、老病死の苦に、軽重・浅深はないということのようで・・・。




                    
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by e.wash-r | 2017-04-27 22:34 | そらごと、たはごと | Comments(0)