カテゴリ:◆伊自良川だより( 42 )
1時間だけ、川の先生になる
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「伊自良川の自然」という授業
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法則性を見つけるワーク
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質問・感想発表
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前夜 準備、そして、将軍様を生徒に模擬授業


縁あって、20年ほど関わらせてもらっている川の教室。

川のよさは川で遊べばわかるんですが、それは来週のお楽しみにして、今日は、ちょっと教室でお勉強。小学校5年生のこどもたちに、手加減なしの自然科学のお話。

ボクの中のイメージは、 1936年、世界で初めて実験室で雪の結晶を作った中谷宇吉郎博士のことば。


雪の結晶がどうしてできるかは科学の領域である。

だが、その雪がどうして私にふりそそいできたかは科学ではわからない。


伊自良川という希有の川の成り立ちと、その川の岸に暮らすことの不思議、よろこびやかなしみ。そういうものを感じてほしいと思って、1時間。

正規分布とか河床勾配とか棲み分けとか、小学生には難しいかもしれないけれど、こどもたちが目を輝かせてくれるように準備したつもり。

自己満足と言うか、自分が楽しいことをやっているんですけどね。


素晴らしいこどもたちと、来週は、野外授業という名の「川遊び、魚取り」。


ふるさとの山に向ひて言ふことなし

ふるさとの山はありがたきかな

石川啄木




                    
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by e.wash-r | 2017-06-13 21:19 | ◆伊自良川だより | Comments(2)
長良川漁協へ
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漁協へ行って、出資金の返還手続きをしてきました。

組合費を滞納していたので、退会になったという次第。

ウナギの仕掛けをしたり、ヌマチチブの見釣りをしたり、夜の川でアユと格闘したり、ということは、これからはできません。ここ数年、全くご無沙汰なので、相応の流れなのだと思います。


高校の頃から、いつも一緒に川と海で遊んできた長良川の住人、畏友E。彼は教員に、ボクは坊主になりました。

教員と坊主が、密漁で捕まっては面目ないということで、漁協の組合員になって30年。Eは、相変わらず川を棲み家としていますが、ボクは、川とは疎遠の日暮らしになってしまいました。


2005年のコクチバス調査、岐阜市の川遊び教室の事始め等、恩着せがましいですが、少しは川へのご奉公もできたし、まあ、潮時です。

手続きをして、思わぬ深い寂寥感にちょっと戸惑っていますが。


Eと、川に潜って、アユを手掴かみで獲ることを蒸し暑い夏の夜の楽しみにしていた時期があります。

漁具を使わないので、漁業権はいらないのではと思っていたのですが、ウエットスーツも水中マスクも水中ライトも漁具に相当するのだそうです。

夜の川、フリ◯ンで、マスクなしで潜って、月明かりに光るアユを手掴かみで獲れば、漁業権が失効したボクでも、密漁にはならないかなあ、などと・・・。

ただ、フリ◯ンだと、別件で捕まりそうです。例えば、水草で隠したりした場合、水草も漁具に相当するんでしょうか。


川への未練は止みません。



by e.wash-r | 2016-02-26 01:53 | ◆伊自良川だより | Comments(2)
第26回鮎の産卵を見る会
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長良橋の下流で、第26回鮎の産卵を見る会が行われるというお知らせが、主催のニイムラさんと大学のゼミの同級生から届きました。

産卵の中継時間に訪ねることはできませんでしたが、夜の9時過ぎ、おまいりの続きに宴会の続く河原へ。


ずっと不義理をしていたことへの申し訳ない気持ちと懐かしい気持ちが交錯。

鮎の産卵を見る会のはじまり秘話。
サツキマス追跡調査のこと。
野田知佑さんとガクのこと。
帰雲山荘(小舎)のこと。

すっかりできあがっているニイムラさんと30年以上のおつきあいになるAさん・Eさんと昔話を繰り返してきました。


3人以外はほとんどが知らない人なので、端っこの方で小さくなっていたのですが、法衣を着ていたので、入れ替わりで何人もの方がはなしかけてみえました。おおかた、宗教、信仰の話。

すでに自分の思いを持っている方と宗教の話をするのは、難しいものです。ボクは素面だし・・・。宗教については、聞き役に徹しました。(つもり)

それがいいのかどうかは別問題として、はったりで自信をもって話す度量というのが、坊さんには必要なのかもしれません。順を追った話ができない場合って意外と多いと思っています。

不謹慎ですが、山とか川とかの話ばっかりしたかったなあ。



鮎の産卵を見る会を26年続けるニイムラさんとニイムラさんを支え続けるM女史に乾杯。
by e.wash-r | 2015-11-07 23:45 | ◆伊自良川だより | Comments(2)
「伊自良川の自然」 -小学校の授業-
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地元の小学校で、「伊自良川の自然」について話をしてきました。

ボク自身に課したコンセプト。

・一応坊主というアイデンティティを保ち、諸行無常・諸法無我の縁起の「自然」観に立つこと。
・一応自然地理を学んだ学生として、「自然の法則性」に立脚した分布・比較論であること。
・一応地域に根ざす市民として、日暮らしの情緒の中の「ふるさとの川」を讃ずること。

どうしたら難しいいことばを使わないで伝えられるかを、何日も構想しました。こどもたちの関心を引き寄せるためのトピックを考えたり、方法を探ったりと、いわゆるテクニックの部分についても。

地理学の恩師S先生やI先生のことを思い出しながら、資料や話の構成等、なんとか自己満足のいくまでに仕上げ、少々の寝不足を伴って小学校へ。

が、教室に立って愕然。ボクが想定していたより、小学校の5年生はずっと幼い感じでした。一瞬、ひるみましたが、「自然」だから伝わる、と思い準備通り遂行。

ちょっと難しかったかも。でも、結構反応よかったので、なんとか伝わったような・・・。


伊自良川の大きな特徴である湧水の原理の説明の段。河川の浸食・堆積作用、川床勾配の話をするのに、「しょんべん小僧」のオシッコの放物線を喩えに出したら、少なくとも男子は大よろこび。こどもって、ホント、うんこやおしこっこの話、大好きですよね。

そんな俗な満足感もふくめ、楽しかったけど、どっと疲れた一時間が終わりました。


先生ってたいへんだな、とあらためて思った次第。


7月、第二弾として、次回は川遊び。魚を捕って、こどもたちと「ふるさとの川」を堪能する予定。




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by e.wash-r | 2013-06-11 00:50 | ◆伊自良川だより | Comments(4)
【発掘】  「いじらがわのさかな」
押し入れの掃除。いろいろと懐かしいモノを発掘。

1996年、長女が小学校1年生の時の夏休みの作品「いじらがわのさかな」より


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アカザ
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アマゴ
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カマツカ
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シマドジョウ
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ハリヨ
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タイリクバラタナゴ



8がつ 14にち すいようび あめ

たいふうのよる、おとうさんが、かわへいって、またさかなをとってきてくれました。

そのしゅるいは、

・あぶらぼて
・あぶらはや
・たかはや
・あかざ

などです。

とってきたさかなをすいそうにいれてすぐに、あぶらぼてがおおきなどんこに「ぱっく。」とたべられました。

そのよる、おおきなどんこは、にがしました。





こどもの夏休みの作品のために、お盆真っ最中の8月14日、台風の夜、伊自良川へ魚取りに行ったのなら、けっこういいいお父さんだと思います。ただ、好きで、行きたかったから行ったんだろうなあ。





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by e.wash-r | 2010-10-16 00:01 | ◆伊自良川だより | Comments(4)
竜宮城へ連れてって -気分次第の亀レスキュー-
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こどもを送っていった坊守から、泣きそうな声で電話。

「道の真ん中に大きな亀がいる。車に轢かれてしまうかも知れない。助けに来て!」

というわけで、気分次第の亀レスキュー。

県道の亀を伊自良川の水辺に移動させてきました。


川に下りる階段の一番下に亀を置き、ちょっと贅沢な朝の川を眺める時間。

ずっと動かないボクたちのとなりにトンボも。


キラキラ光る瀬の向こうの淵の岩の裂け目の下には竜宮城があるという言い伝え。

亀さま、助けてあげたんだから竜宮城へ連れてって!

人間さまは見返りをもとめちゃうんですよ。





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by e.wash-r | 2010-06-04 08:19 | ◆伊自良川だより | Comments(2)
原点は少年時代の川遊び
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リバーリバイバル研究所のニイムラさんのblogで、長良川河口堰の反対運動の中でであった人たちのひとり、入澤美時さんが亡くなられたことを知りました。

スマートな都会の方という印象で、その入澤さんの話に、しがらみの中で生きている土着のボクを痛切に感じた記憶です。

SlownetというHPに入澤さんへのインタビューが載っています。その記事は、『原点は少年時代の川遊び』という見出しではじまっていました。


子ども時代は山や田んぼでも遊びましたが、シーズン中はほとんど川で遊んでいました。釣りをするより銛(もり)で突いて、ナマズやヤマベ(オイカワ)、ドジッポ(カマツカ)などの川魚を捕るのが楽しみ、そんな生活です。(引用)


少年時代、お寺で遊んだことも懐かしく語ってみえます。

入澤さんという人と、岐阜や郡上八幡の"町"で会うことしかなかったことを少し残念に思いながら、記事を読みました。

入澤さんのことを書いたニイムラさんのblogのカテゴリーが【あなたをわすれない】となっていることに気づいたとき、一気にさみしさがこみ上げてきました。

であった人たちに感謝。時を大切にしようと思います。





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by e.wash-r | 2009-04-04 18:56 | ◆伊自良川だより | Comments(2)
大川へ
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Kご夫妻を誘って夜の川へ。
午後9時、『蛍の乱舞する蒸し暑さ』を期待していましたが、川面は予想外の寒さでした。

偶然訪ねてきたE師、弟家族も巻き込み、散歩中の隣のHちゃんとおばあちゃんも強引に誘って、恒例の蛍見カヌーです。


最近あまり言わなくなりましたが、田んぼの用水路や山から出てくる小さな谷にたいして、伊自良川の本流のことを大川(おおかわ)と呼んでいます。小さな里の川ですが、なんとなく特別に大川なのです。伊自良川で遊ぶことを『大川へ行く』と言っていました。

仏法を聞きにいくことを『お寺へ行く』と言い、または、お寺へ行くことを『お聴聞に行く』という言い回しとなんとなく似ているかも・・・。


夏、湿度の高い日は、伊自良川の冷たい湧き水の上を霧が這います。
水面に映る蛍はそれだけで十分魅力的ですが、微かな霧はいっそうの風情です。

大川は、霧の川でもあります。


川を堪能したあと、Kご夫妻とは深夜までお寺と仏さまのことを話し込みました。

「遊び」と「仏教」は、意外とよく合うと勝手に考えています。




来週の土曜も、夜の8時頃から夜の川にカヌーを浮かべる予定。
 多少濡れてもいい格好で、お気軽にどうぞ。
 合い言葉は、「なんまんだぶ」ということで・・・。

 
 スイマセン。
 6/13(金)・14(土)・15(日)の夜は、日程つまっていました。ミスです。
 13.・14の10時過ぎなら、なんとかなりそうですが・・・。
 どうしたもんでしょう?
 





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More  『西蔵坊だより』へようこそ
by e.wash-r | 2008-06-08 07:53 | ◆伊自良川だより | Comments(4)
そろそろ来年の目標を・・・ 
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今朝、長良川漁協から組合費の督促の電話がありました。

滞納をずっと気にしてはいたのですが、ダラダラと今日になりました。期限内に納めないと除名になることは承知していましたが、これを機に漁業権が無くなるのもいいかなとなんとなく思っていたのです。

爆竹を持って』(2005/06/23)に書いていますが、【密漁で坊さんが捕まったのでは格好悪いと思い、10年ほど前に組合員になりました】。でも、そうしたもので、以降、漁からはすっかり遠ざかっています。



組合員になる前、夏の蒸し暑い夜は、よくE師と夜の川へアユを捕りにいきました。

夜のアユは、昼のように俊敏に泳ぎ回りません。でも、その状況で道具を使うのは反則です。素手で"手掴み"がボクたちのたどり着いた流儀でした。

"手掴み"ならば、漁具を使ったことにならないので、"漁"つまり"密漁"にもならないだろうという計算もありました。

そんな折、水中ライトは漁具にあたり、立派な密漁だという指摘。水中メガネも同様です。

ならばと、ボクたちは、月夜の川に潜って身体ひとつで、月明かりにきらりと光るアユを手掴みにしようと意気込んだのでした。でも、結局は漁業権を取得するところとなり、漁をしない今に至っています。

ちょっとキザですが、そのころのボクたちは、密漁という怪しい響きの中で、アユと真っ向勝負することそのものを楽しみたかったのだと思います。



滞納していた組合費を、結局、納めてきました。

来年こそ、夜の長良川にすっぽんぽんで潜ってアユ掴みかな。

でも、公然わいせつ???





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More  『西蔵坊だより』へようこそ
by e.wash-r | 2007-12-29 00:06 | ◆伊自良川だより | Comments(2)
伊自良川源流へ

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午後7時から、伊自良村・掛の大性寺さんで連研の事前研修。

予定の時間より早く着いてしまったので、伊自良川源流の長滝の村まで行ってきました。


  標高696mの釜ヶ谷山を源として、谷の水を集めた伊自良川は、伊自良地内ではほとん
  ど  が伏流しています。この地で、水にまつわる民話が多いのは、こんな自然環境に依
  るのだと思います。

  伏流水が湧く地域に「念仏池」という小さな池があります。念仏を唱えると泡が湧いてくる
  という池です。子どもの頃は、「念仏池」のまわりへ、ハリヨを捕りに通いました。



夏の夕暮れのほんの15分の息抜きでしたが、満足。





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More  『西蔵坊だより』へようこそ
by e.wash-r | 2007-08-07 00:30 | ◆伊自良川だより | Comments(0)