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おまいりに行って聞いた格言  -知恵比べ-
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CreativeCommons Attribution-NonCommercial-ShareAlike License, Vince




     実った作物は、すぐ収穫することだ。

     もう少し実るとおいしくなると思って明日まで待つと、ヤツらに食われる。

     ヤツらは、見つけたらすぐ食う。

     ヤツらは、先のことは考えない。

     ワシらは先のことを考える分、負ける。






アライグマの食害にあっているというNさんのお話しより。

考えさせられますね。





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by e.wash-r | 2007-11-30 00:26 | ふるさと | Comments(0)
D寺報恩講 2007

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伊自良の大性寺さんの報恩講におまいりしました。

山門と本堂向拝に「赤い下がり藤の提灯」。
報恩講には、赤(朱)の華やかさ、賑々しい雰囲気がよく似合うと思います。

前住さんに、「赤い下がり藤の提灯」のことを尋ねると、「昔から。」という答え。

赤の反対側は黒の紋になっているそうです。それを、報恩講は赤、永代経法要は黒という風に使い分けてみえるそうです。

「特別な由来は知らないし、何か伝え聞いたしきたりがあるわけでもない。なんとなくそんな感じだ。」とおっしゃいました。

そんな感じが、ボクにはとてもイイ感じでした。


初七日法要があり、お聴聞できませんでした。日程調整の努力不足は否めません。
親鸞さまの命日ですが、とても書けないようなショーモナイことでイライラしたことも反省。





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by e.wash-r | 2007-11-29 01:22 | おまいりにて | Comments(0)
聴診  -恋心-
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CreativeCommons Attribution-NonCommercial-ShareAlike License sbluerock

姪が『お医者さんごっこ』にハマっている。

   「どうしたんですか?お熱は痛くありませんか?」


頭は痛い。喉も痛い。目は潤む。鼻はつまる。耳は鳴る。声は出ない。咳は出る。

   「恋の病ではありません。とにかく何とかしてください。」


姪は、絆創膏を袋に入れて、"お薬です。"と言った。





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by e.wash-r | 2007-11-28 00:49 | そらごと、たはごと | Comments(0)
薫玉堂の金蝋燭と開明社の納骨容器
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おまいりの合間に、N仏壇さんへ行き、薫玉堂製のお内仏用蝋燭をまとめて買ってきました。結婚のお祝いといっしょにお届けする2匁の金蝋燭です。

お嫁さん(お婿さん)を迎えられるとき、お嫁(婿)に行かれるときの、ほとけさまへのご挨拶のおひかり用です。

おおよそ一生に一度の特別な礼拝。(ボクの感性としては)お婿さんはどうでもいいけど、お嫁さんがお仏壇に手を合わせる姿は、しみじみイイもんだと思います。


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寺に帰ると、開明社から、注文してあった大谷本廟無量寿堂納骨容器が届いていました。(開明社とは、西本願寺御用達の老舗の組織です。)


wikipediaによれば、第二次世界大戦後、イギリス労働党は、社会保障制度の充実をめざして、『ゆりかごから墓場まで』というスローガンを掲げたそうです。このことばは、後に、日本を含めた各国の社会福祉政策を形容することばとなりました。

仏教は社会福祉活動ではないので、『ゆりかごから墓場まで』と形容するのは適当ではないと思いますが、「ゆりかご」も「墓場」も間違いなくみ教えの範疇です。


たまたま、同日に揃った金蝋燭と納骨容器。
「結婚は人生の墓場である」という格言?の方が、いろいろな意味で仏教的かも知れませんね。

ただ、墓場で終わりませんが・・・。





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by e.wash-r | 2007-11-27 01:11 | Comments(0)
いらかの波

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岐阜県無形文化財、郡上本染めの「鯉のぼり」



      文部省唱歌だった『鯉のぼり』。

   
        甍の波と雲の波 
        重なる波の中空を
        橘かおる朝風に 
        高く泳ぐや、鯉のぼり


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山門の横の野村もみじが赤くなりました。

赤を強調しようと思って、画像をいじくっていたら、山門の瓦が青くなりました。

作詞者は、やはり「甍」に「青波」、「雲」に「白波」を見ていたのでしょうか。







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by e.wash-r | 2007-11-26 18:43 | そらごと、たはごと | Comments(0)
ボクは手を合わせることもお寺もキライやで

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口が悪い人がいます。内心はそうでもないのに。
たぶん、70を越えたHさんはそう言うタイプです。
「照れ屋さん」とも言います。(M先生もそうかも知れない。)

仏間にはいるといきなり、
「ご院さん、お経は省略でイイで、ゆっくり話ししよまい。」

つぎに、
「おふくろはよくお寺参りしたけど、ボクは手を合わせることもお寺もキライやで。」

果ては、
「ご院さんも、柳ヶ瀬(岐阜の歓楽街)好きかね。お寺のお金使いこんどらへんやろうねえ。坊主はコレ(小指を立てて)が好きなもんやで。だいたいお酒は女の子がおらんかったら飲む気にならん。ご院さんもそうやろ?」

「ボクはお酒は飲めないけど、柳ヶ瀬には時々行きます。女の子といっしょに飲むお酒がいいという気持ちも、よーくわかります。」
そう答えながら、衣を着替え袈裟を着け、お取り越しのおつとめをはじめました。


  後ろから、お正信偈が聞こえてきます。
  ボクのお取り次ぎを、正座してお聴聞するHさん。
  御文章の拝読をはじめると、両手をついて、頭を額が畳に触れるほど下げられました。


恐るべし、報恩講750年の伝統・Hさんのお母さんの後ろ姿。


"染みついた徳をないがしろにしているのは、実はボーズの方ではないのかい?"と、Hさんに言われているような気がしました。





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by e.wash-r | 2007-11-25 00:00 | おまいりにて | Comments(2)
「いのちの食べかた」 -「やっぱり阿弥陀さん」-
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葬儀のお斎に刺身がついていて驚く。

当地でも、炊き出しのお精進のお斎はめずらしくなった。
都会では、単価を上げるため葬儀のお斎がお精進でなくなった、と随分昔聞いたが。

精進だからいいというわけではないが、変化そのものになにかしら感ずるものがある。


20年ほど前、夏は毎年、高知の海で狩猟(漁)を楽しんでいた。
殺生の限りを尽くしたとも言える。

さんざん遊んだ後、足摺から神戸に向かうフェリーの中で、E師が言った。
「何かを傷つけて楽しむ遊びは、いつか終わりにしないといけないのかもしれない。」

あの時の二等船室のけだるい空気を時々思い出すが、E師もボクも相変わらずだ。


なんとなく『いのちの食べかた』や『ダーウインの悪夢』を見る気になれないでいる。
やっぱり『お坊さんがゆく! -日本おときめぐり 岐阜 前編・後編-』がいい。


開き直るつもりはないが、「生きる」ということの罪の迷路に迷い込むのは本意ではない。
「やっぱり阿弥陀さん」だと思う。


法友の"しゅうきょう"さんが、blogを開設しました。
やっぱり阿弥陀さん』といいます。

「やっぱり阿弥陀さん」ですよね。





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by e.wash-r | 2007-11-24 23:30 | 遊びをせんとや生れけむ | Comments(0)
生死の苦海ほとりなし
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CreativeCommons Attribution-NonCommercial-NoDerivs License, Alex Roy

Kさんは、女性誌の占い特集に何度も載った有名な占い師です。
日本全国から、それに外国からも、毎日何人もの方が訪ねていらっしゃるそうです。

そのKさんとお取り越し。お仏壇が自宅と仕事場(住居とは別の占いの部屋)にそれぞれご安置してあり、いつもお取り越しは占いの部屋でおつとめします。

お正信偈をいっしょに読み、その後お取り次ぎ。

   生死の苦海ほとりなし 
   ひさしくしづめるわれらをば 
   弥陀の弘誓のふねのみぞ 
   のせてかならずわたしける

今年のお取り越しは、このご和讃のお味わいをお話しています。
Kさんは、うつむいたまま、何度も、"有り難いねえ。有り難いねえ。"とつぶやかれました。


お茶をいただきながら、Kさんから聞いたお話より。

「ご院さんは、見えない世界のことを門徒さんに伝えるお役目。わたしは、気ままでもいいけれど、ご院さんは、組織の中でたくさんの人たちの前に立たなければならないので、そうはいきませんよね。緻密な思考が大切ですよ。支えてくださる人や、仲間がなければ、精神的にはツライおつとめです。・・・」

「株についてのお尋ねが多いんです。そんなこと聞かれてもわかりません。悩みの種なんだから、全部売ってしまったらいいのに・・・。」

「みんな、『占いをしてもらいに来る』と言うよりは、『悩みを聞いて欲しくて来る』んです。悩んでいる人がいっぱいいます。"お寺へ行ったらいいのに。"って言うこともあるんですよ。」




 注:Kさんは、K子さんですが、数子さんではありません。




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by e.wash-r | 2007-11-23 15:54 | おまいりにて | Comments(0)
お正月のにおいがする
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CreativeCommons Attribution-ShareAlike License, Chihaya+ Sakura



     寒いので石油ストーブを出した。



     ストーブを焚いた部屋に入るなり、次女が言った。

     「お正月のにおいがする。」



     しばらくして長男が入ってきた。

     長男がひとこと。

     「お正月のにおいがする。」



     次女がイヤそうな顔をした。

     顛末を知って長男もイヤな顔をした。

     ボクたちは笑った。



     娑婆である。





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by e.wash-r | 2007-11-22 00:05 | そらごと、たはごと | Comments(0)
マニアマニア

マニア(mania)とは

  【大辞泉】:ある物事に熱中している人。

  【大辞林】:特定の分野・物事を好み、関連品または関連情報の収集を積極的に行う人。

  【プログレッシブ英和中辞典】:(…に対する)異常な熱中[執心]、 熱狂、…狂、 …熱。

【類語】:おたく

ということらしいです。

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お取り越しの途中、樽見鉄道の踏切にて。「鉄道マニア」とお見受けしました。

ボクは「鉄道マニア」のマニアではありませんが、常にネタ探しをしているという意味では、マニアマニアなのかも知れません。

『マニア』に似たことばとして『ファン』ということばがあります。

fanatic(熱狂者)の短縮形だそうです。
a religious fanaticとなると宗教的狂信者ということになるそうです。




日暮らしのなか、俗世間にまみれた「お聴聞マニア」とか「お寺ファン」がいいですね。





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by e.wash-r | 2007-11-21 00:00 | 溺レル | Comments(0)