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溺れる者 若しくは臨終
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昨夜の紫籐先生の話より。


  凡夫を溺れている人に例える。


  「生き方を説く」とは、今溺れている人に、泳ぎ方を教えようとするようなもの。

  「罪を問う」とは、今溺れている人に、ココは遊泳禁止だと諭すようなもの。


  如来の智慧と慈悲は、溺れている凡夫をただ救う。

  生き方も説かない、罪も問わない。


今が臨終というのも同じことだと思う。
「生き方」や「断罪」は、臨終の凡夫には間に合わない。

では、「生き方」や「断罪」は、凡夫には必要ないのか?という問題。

凡夫として、考えるしかない。たぶん、それだけのこと。実際そうしているし・・・。

自分の都合と照らし合わせながら、娑婆の論理で、(お互いの)収束点を見つける作業。だから、正義・道徳・倫理を標榜しつつ、ときに、暴力的であり、不平等であり、享楽的であったりする。

智慧と慈悲はすべて如来のはたらきであり、人の日暮らしはすべて娑婆の論理だ。



数年前、比叡山へ岐阜教区のこどもたちを連れて行った時のこと。

根本中堂の前で、引率のSさんが、ふぅーっと意識を失って倒れた。ボクは、根本中堂の前の売店のようなところへ走り、救急の要請。

そのとき、売店の中のお坊さんは怒っておっしゃった。

「ここは修行の場です。こどもたちが走り回るのはおかしいと思いませんか。」

確かに、そのとき、山歩きを終え、まだ力の有り余っているこどもたちは、根本中堂の前を走り回っていた。そのお坊さんは、矢継ぎ早にボクに説教をし続けた。その通りだと思ったけど、説教を聞いている場合ではなかった。

仕方ないので、守衛さんのところへ走った・・・。


人は、だいたい、こんな風に、日々真剣に生きてるんですよね。みんな善人なんです。


引率のスタッフと救急隊の見事な連携でSさんを麓の病院へ搬送。Sさんは無事でした。

あのお坊さんの説教は娑婆の小言であり、臨終法話とは言わない。




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by e.wash-r | 2012-05-31 23:58 | 溺レル | Comments(2)
美濃四十八座 光圓寺真宗講座 紫籐常昭師
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夜座受付 夏の黄昏

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お座までの時間 おしゃべり 法友

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おつとめ 正信偈

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ご講師   紫籐常昭師

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満堂


光圓寺さんの真宗講座。ゆっくりお聴聞。

妙好人「讃岐の庄松(しょうま)さん」とご門主の逸話を通して、「ほとけさまの側」のお話。。何度も聞き、頷いた話が、またまた新鮮に響いてきました。徹底した他力の心地よさ。

 弱く傷つきやすく、遠くを見通すことができない凡夫。
 生き方と罪を説かないご本願。

先生の巧みな話術に笑い転げながら、気がつくとしみじみとお慈悲のなかという感じ。
ボーっと、ほんとうにいい時を過ごしました。



先生、ギャグ好きもさることながら、実はすごーくロマンチストとおみうけしました。余談です。



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by e.wash-r | 2012-05-30 23:22 | お聴聞 | Comments(2)
おじょうはん(月忌)
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祖母の月命日。D寺のご院さんがおじょうはん(月忌のおつとめ)をつとめてくださいました。

父母は病院へ、坊守は児童館へ、おつとめだけして急いで出かけていきました。ボクは、ご院さんとゆっくり歓談。


50年以上前、D寺ご院さんが20代で住職を継がれたばかりのころ、当寺の前々住職(ボクの祖父)からたしなめられたことがあったそうです。

「法衣の袖から肌着(シャツの袖)がみえるのはみっともない。法衣の裾から股引(ももひき)がみえるのはもってのほか。気をつけなさい。」と。以来、ずっと気をつけていらっしゃるのだそうです。

ボクも、法衣の袖や裾から下着がのぞかないように、また透けて見えないように割と気をつけています。ボクは祖父から直接そのようなことを聞いた記憶はありません。どうやって伝わったんだろう?


D寺の前々住職も厳しい方だったそうです。ご門徒に次のようなことをおっしゃったそうです。

「ご院さんは、縁や玄関で正座して丁寧に迎えなさい。おじいさんが来たと思うからいけない。お経さまが来てくださったと迎えなさい。ご院さんがえらい(立派な)わけではない。」


たしなみには、その向こうにほとけさまがいらっしゃるということなんでしょうね。



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by e.wash-r | 2012-05-29 23:59 | おまいりにて | Comments(2)
おもちゃ自慢  -エンジンの道具-
久しぶりにまとまった時間ができたので、野良仕事に精を出しました。

境内と裏山、墓地の草刈り等約4時間。久しぶりに汗かいて遊んだという気分。


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折を見て整備してきた中古のエンジンヘッジトリマーは、相変わらず始動には苦労しましたが、動き出してからは快調。墓地の生け垣をバリバリ刈り込みました。重いのが難。



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草刈り機は絶好調。ただ、白煙が出てました。混合油を適当につくったので、ひょっとするとオイルの割合が多かったかもしれません。最近、扱いに小慣れてきたので、低速で効率よく作業できているみたい。燃料満タンで約2時間作業できました。



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最近導入した大量破壊兵器ではない新兵器のエンジンブロアー。ちょっと奮発して買ったマキタの4サイクルエンジンのもの。庭師のKくんに勧められて買ったのですが、これはほんとうに便利です。今日は、境内や墓地のあちこちに散らばっている常緑樹の落ち葉を吹き飛ばしてきました。



バイクや車をいじった記憶のせいか、エンジンの道具に惹かれます。整備のまねごとしたり、混合油をつくったり、オイルを入れたり・・・。体のいいおもちゃです。

野良仕事、境内・墓地の清掃整備といいつつ、要は、おもちゃで遊んでいる次第。遊び場があって、恵まれているなあと真剣に思います。



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まとまった時間ができたら、こんどはチェンソーで切りまくりたいなあ。



おぞましいことです・・・。



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by e.wash-r | 2012-05-28 23:30 | 溺レル | Comments(0)
あまり言わない方がいいことですが・・・
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二日間で4席のお斎につきました。

一席2時間の正座もきついですが、肉体労働(もちろん頭も心もほとんど使っていない)もしないでたくさんのごちそうをいただくというのがきついです。言ってはいけないことを言ってすいません。 

料理屋さんの宴席のごちそうって、量が多いことに加え、動物性タンパク質のオンパレードなんですよね。もうそろそろ質の変換をしてもいいんじゃないかと思うわけです。

飲酒運転に対する厳しい認識が浸透した今、お斎の席が酒宴だったのはもう昔の話です。たぶん、お斎が「酒の肴」でもある必要性はほとんどないのでは・・・と思うのです。

「お斎は精進料理にすべきである」とまで言う気はありません。「酒とごちそうを存分にふるまう」という発想を離れて、「話に花が咲く、なんとなく懐かしいお手間入りの料理」というのもいいんじゃないかと思うわけです。

間違いなく、お斎の席は楽しいひとときです。お斎の中身の問題じゃないんですが、ちょっと言いたかったので・・・。



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by e.wash-r | 2012-05-27 23:57 | そらごと、たはごと | Comments(2)
父と子
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古着屋さんで買ったというレインスプーナーのプルオーバーを持って、長男が帰ってきました。ボクの誕生日プレゼントだそうですが、ボクには小さすぎました。長男が着るそうです。自分が着たいものを買ってきたのかも。

その長男が訊ねてきたこと。

豚は人間の1~2歳の知能らしい。
屠殺時、豚はいつもの通り走って屠殺場に向かうけど、牛は鳴くらしい。
豚は殺されることがわからんのやと思う?
牛は殺されることがわかるんやと思う?


豚や牛の気持ちはわかりません。同じく人の気持ちも。実は自分の気持ちも。




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by e.wash-r | 2012-05-26 23:28 | そらごと、たはごと | Comments(0)
方県小学校 ウッキッキウォークラリー
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小雨の中、方県小学校恒例ウッキッキウォークラリー。
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全員、鐘をつきました。方県小学校の全生徒数108人。
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礼儀正しくおまいり。校長先生のお話。
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別院の総代研修に行かれる前にお寺に寄られた総代さん。よろこんでみえたと思います。
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庫裏ではむくの木合唱団の卒業生がアメリカの世界合唱祭の事務仕事。



方県小学校のこどもたちが遊び?に来ました。
鐘をついて、おまいりして、休憩。

ボクは、ご院さんとして、毎度の「伊自良川の話」。地元では、さかなのおじさんということになっています。


15年くらい前、川あそび用に書いた「伊自良川のさかな」のイラスト。
今回もこどもたちのおみやげ?になりました。
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by e.wash-r | 2012-05-25 23:11 | ようこそ正蓮寺へ | Comments(0)
スリランカ料理をいただく
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先輩に誘われ、先輩の奥さんの友だちの5人の熟女さん方といっしょにスリランカ料理の夕食。

ごちそうになったのは、先輩の娘さんのKちゃんがつとめている奈良生駒山中腹のスリランカ料理のガーデンレストラン。

夕方、車2台で出発。何とか9時にレストラン着。スリランカ料理と奈良の夜景、生駒山の夜風を堪能し、午前2時過ぎに岐阜に戻ってきました。


独特の香辛料の効いたスリランカ料理はもちろんおいしかったのですが、すっかり大人びてたくましく働くKちゃんの姿が何よりのお荘厳でした。



【雑学】スリランカのことを、昔はセイロンと呼んでいました。イギリス人がスリランカのことを訛ってセイロンと言ったのがはじまりだそうです。



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by e.wash-r | 2012-05-24 23:54 | 溺レル | Comments(2)
いつか
2年前、剛柔流東塊塾のフィリピン・セブ支部で空手を教えているJちゃんを訪ねました。

そのとき、セブ島で暮らしていらっしゃる何組もの日本人の方々にお会いしました。いわゆる第二の住処としてセブを選んだ方々です。すっかり南国の人でした。

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先日、ひとつ年下のYちゃんと歓談。

Yちゃんは「あと10年働いて、そのあと東南アジアの国で暮らしたい。」という話をしはじめました。「昼間の暑い時間は働けないようなところで、のんびり暮らしたい。」と。

セブの田舎のSさんの家で、平日の昼間、現地の方々と一日過ごしたときのことを話しました。「ボクたちは、忙しいことに慣れてしまっているので、何にもしないでぼーっと家で過ごすことに耐えられないかもしれないよ。」と。

まじめで働き者のYちゃんの唐突な"海外移住"の話に少々困惑。
Yちゃん、疲れているんやろうなぁ。


先日、同級生のSくんから電話。

Sくんは「借金返済のメドがついたし、充分働いたし、K村に家買って、カミさんとのんびり田舎暮らししようかと思うんやけど。どう思う?」と。

Sくんも疲れてるんやろうなあ。

年をとってからの隠遁生活という風ではなく、今、そういう暮らしがしたいのだそうです。その気持ち、とってもよくわかる気がします。が・・・。

尋ねられたので、ボクの意見を言いました。「ボクなら、土地と家を買うお金で、何回も旅行に行く。落ち着いてのんびり暮らすのもいいけど、いろんなところに行きたい・・・。」

気に入った土地を見つけたので、値段の交渉までしているというSくん。その後どうなったのか、今のところ、音信なし。SくんがK村で田舎暮らしをはじめたら、ボクには維持管理不要の別荘ができたことになるのですが・・・。


せめて二日間、どこか遠くで何にも考えずに過ごしたいなあ。もちろんblogの更新はなしで。

たいてい、いつかは来ない・・・。



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by e.wash-r | 2012-05-23 00:39 | 遊びをせんとや生れけむ | Comments(2)
「しらない」と「わからない」
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質問をされたとき、あるいは会話の中で、「しりません。」「わかりません。」という受け答えをする場合があります。

心理学を勉強している長女が、おもしろい話をしてくれました。

「しりません。」「わかりません。」ということばは、自身のプライドを守るために使う場合があるのだそうです。

例えば、こどもがどんなことにも「しらない。」「わからない。」と応えることがあったりします。そのとき、こどもはこどもなりに、必死で自分の何かを守ろうとしているのかもしれないということらしいのです。

人間です。自尊心があり、プライドを守りたい・自分を大切にしたいと思うのは当たり前のこと。ちなみに、長女の話は、例えば聞き取り調査の場合、プライドの潜む「しらない」「わからない」ということばをデータとしてどう扱えばいいか、というもので、プライドの善し悪しに言及するものでないことを、付記しておきます。

いずれにしろ、「しらない。」「わからない。」という返事が返ってきたら、相手のプライドを傷つけるような状況をつくってしまったのかもしれないと、ほんのちょっと自身を顧みるのもいいかもしれません。



翻って、自分のこと。

"勉強不足でよくわからないのですが・・・"などと、一見謙遜して予防線を張ったりすること。
面倒くさくて、「しらん。」「わからん。」と適当に言うこと、等々。

要するに自意識過剰ということなんでしょうね。




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by e.wash-r | 2012-05-22 00:24 | Comments(0)