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「岐阜の茶の湯」
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岐阜県歴史博物館で、特別展「岐阜の茶の湯」を見てきました。


雑感三題


1 寺院と茶栽培

岐阜の場合、寺院が茶畑をもち、茶(抹茶と言うよりは煎茶だったようですが)を普及させた歴史があるようです。

現在、茶の産地である池田(揖斐茶)や東白川(白川茶)の寺院と茶畑の関係がパネル展示してありました。東白川では、廃仏毀釈によって寺はなくなっていますが、境内地の石垣と隣接するきれいな茶畑は、今もそのままです。

茶作りは政治に左右されなかったけれど、宗教は政治に流されたということ。複雑な思いで、東白川のその写真を眺めました。


2 庶民と武家文化と茶道と本願寺

室町・桃山時代の美濃焼きの茶器等の展示が主でした。芸術性についてはよくわかりませんが、地元で慣れているせいか、庶民の什器の素朴さと無関係ではない黄瀬戸、瀬戸黒、織部、志野は、眺めていてなんとなく和みます。よくわからないけど「好き」という得意の感覚です。

展示を見た感じでは、茶道は禅と密接な関係があるようで、禅宗の宗教儀礼の中に茶道は溶けこんでいるようでした。

本願寺は、自身が戦国大名化していた時期があったにもかかわらず、武家文化である茶道や「わび」とか「さび」の世界には、あまり縁がないように思います。お念仏って、文化の香りより、風俗のざわめきが似合うような気が・・・。


3 戦時供出を免れた初代「時の鐘」

せっか入館したのだから、2階の常設展も見学。初代「時の鐘」が展示してありました。

「時の鐘」は、村瀬平作氏の発起により鋳造された梵鐘で、明治29年以降、今も権現山(金華山の尾根)で、日清戦争の戦没者の追悼と平和への願いの時を告げています。現在の鐘は二代目。

初代「時の鐘」が、太平洋戦争時の供出を免れ残っているのは、日清戦争の戦没者の名前が刻んであったからだそうです。(お名号や無量寿経のご文も刻まれていますが)

いつの時代でも、どこの場所でも、殉職は特別な死なのだと思いました。ボクたちは「職」に連なる社会を見据えていかないといけないんでしょうね。あくまで一市民として、非力なりに。



特別展最後の日、法務の合間、一時間を切る駆け足で回った割りには、収穫がありました。

こういう時間、必要ですよね。



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by e.wash-r | 2013-06-30 23:40 | 遊びをせんとや生れけむ | Comments(0)
『スートラ53号』編集終了 -I shall be released-
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3回の編集会議。いつも午後7時半から深夜まで。

専門的なことから他愛のないことまで、こんな風にしたら「読みやすいんじゃないか。」、「 伝わるんじゃないか。」と、延々と。

なんとか最終稿完成。


ボクの役割は、広報部のマネージメントと編集作業。原稿を書くという憂鬱なプレッシャーはありませんが、慣れないDTPソフト「Publisher」のおかげで、何日かは徹夜もさせていただきました。


いいものができるといいと思っていますが、不思議と愛着がないのはなぜ?とも思っています。

組長さんに最後の推敲をしてもらい、24日、最終稿を印刷屋さんに入稿。

本日、印刷屋さんから印刷完了との連絡が入りました。予定通り7/1に受け取ることができそうです。

やれやれ、ほんとうにやれやれ・・・。すこし解放された気分。


『リリース』(release)には、「解放する」という意味と曲や本などが「発表される」「発行される」という意味があるんですよね。興味深いです。





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by e.wash-r | 2013-06-29 23:59 | ようこそ正蓮寺へ | Comments(0)
黄鐘会その後 -満足はできないが疲れは心地よいということ-
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午後10時、黄鐘会が終わりました。みなさんに手伝ってもらって、最低限の「後かたづけ」をし、その後、先生をホテルへお送りしました。しばし、先生と歓談。役得。

深夜、お寺のまわりに立てたのぼりや案内看板を撤収しながら帰寺。"祭りのあと"?のような境内や本堂・庫裏を回って、一応、次の日が普通にはじまる程度に、もう一度「後かたづけ」。

今回の黄鐘会も、反省するところがたくさんあり、課題も山積です。手放しの満足はありません。でも、毎回、明け方まで朦朧と効率の悪い後かたづけをしながら思うのです。なんとなく心地いいなあと。

よくいえば、「ランナーズ・ハイ」状態。脳内麻薬がいい具合に分泌されていたりして。

法座をつとめるエネルギーって、そんなものかも。


先生をお送りし、村のお役を務めて帰ってきたら、取り入れ忘れたのぼりが竿の先ではためいていました。「心地よさ」に酔い過ぎたみたいです。
by e.wash-r | 2013-06-28 00:04 | そらごと、たはごと | Comments(0)
白川・明善寺と五箇山・行徳寺 -合掌集落と妙好人道宗さん-
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明善寺庫裏二階より


黄鐘会翌日、26日の午前中は、休みにしてありました。

黄鐘会のご講師の紫籐先生が、博多へは夜までに帰るとおっしゃったので、お誘いをして、越中五箇山と飛騨白川の合掌集落へ。当方の慰安も兼ね、強行軍で、真宗ゆかりのお寺をを巡ってきました。

蓮如上人について勉強なさっている先生の解説を聞きながら、贅沢なおまいりでした。



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by e.wash-r | 2013-06-27 00:36 | おまいりにて | Comments(2)
黄鐘会夏座 紫籐常昭師 -アルバム-
二座四席、歎異抄の一条から、誓願不思議のお話。

理性を持った人間が、第三者の目で自らを俯瞰するところに、たぶん道徳や倫理は生ずるのでしょうが、少なくとも他力の信仰はそういうものではなく、唯円さまは、仏願とそのままのわたしの視点に貫徹して仏德を賛嘆をされ、自我を拠り所とする仏願の理解を嘆かれたのだと聞かせていただきました。

約仏のお説教、ただただ楽しくお聴聞。やっぱり阿弥陀さん、です。

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by e.wash-r | 2013-06-26 05:23 | ようこそ正蓮寺へ | Comments(0)
美濃四十八座 正蓮寺真宗講座黄鐘会夏座 紫籐常昭師
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美濃四十八座 第16回正蓮寺真宗講座 黄鐘会夏座



              会所     森鏡山正蓮寺 岐阜市岩利

              日時     6月25日・火 昼座14:00~ 夜座19:30~

              ご講師    福岡 徳常寺 紫籐常昭師



              「美濃四十八座」ののぼりができました。お聴聞の道しるべです。 




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by e.wash-r | 2013-06-25 00:16 | ようこそ正蓮寺へ | Comments(0)
黄鐘会準備2 -椿の木を切る-
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黄鐘会直前。ご門徒さん方が、独自に手伝いに来てくださいました。


Hさん。掃除道具持参で、向拝、参道、山門等の石畳をきれいにしてくださいました。


Kさんご夫妻。何かできることをと、半日ご奉仕くださいました。テント張り、記念品の準備、のぼりの組み立て、椅子の準備等、ありとあらゆることをお願いしました。


Sさん、Yさん、Kさんの地元若手三人衆。境内の真ん中で立ったままの枯れた椿の大木を切ってくださいました。


椿の樹齢は、たぶん400年くらい。100年前の火災で幹の半分が焼けましたが、焼け残った半分の幹で生きてきた古木です。幹の太さは、岐阜市で2番目らしいです。

ここ10数年でどんどん樹勢がが衰え、昨年、とうとう枯れました。

たとえ枯れたまま立っていたのであっても、その椿のない境内は、景色そのものが寥々としているようです。

慣れるまで、少し時間がかかりそうです。


さみしくなった境内で黄鐘会。人で賑わうことが、椿の餞となるといいのですが・・・。




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by e.wash-r | 2013-06-24 21:43 | ようこそ正蓮寺へ | Comments(0)
黄鐘会準備
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受けている仕事になんとか区切りがついたので、法務のない午後、『黄鐘会』の準備。


1、痛みの激しい本堂南の縁のスダレをかけ直しました。

幅180cm、高さ220cmのスダレ3連を二本継いだ竹竿に結わえ、軒につるす作業。長さが5.4mにもなるので、坊守に手伝ってもらい、無事完了。

これで、本堂南側の戸を開けっ放しにしても、雨と日差しを遮ることができそうです。本堂北側は、たぶん風雨の吹き込みはほとんどないだろうという予測と、中庭や裏山の緑が見えている方が気持ちいいだろうという理由で、スダレはなしです。


2、PAのチェック。

本堂、境内、書院、庫裏の音量の調整。アンプやミキサーのどのボリュームがどこのスピーカーに対応しているかを記入し、適正な目盛りの位置に印を付けました。あっちに行ったりこっちに行ったりして、音量を確認しながらの作業。結構手間取りましたが、日が暮れはじめる頃までになんとかクリア。

お茶所とサテライト会場?になる予定の庫裏は、本堂にいると目が届かないので、いざというときのために、予備のスピーカー回線もつくりました。

書院の二つ目のスピカーの音の出が弱く、しかも歪むので、スピーカーを替えたりして試しましたが、問題は解決しませんでした。配線に問題があるのかも。ということで、ご講師さんの部屋は音はなしです。次回の課題にします。


3、地域の方々に最後のご案内。

当寺の在所は、岩利の字本郷地区。伊自良川の右岸と左岸に、計26軒の家があります。

『黄鐘会』当日は、おまいりの方々の車の往来や駐車で、地域の方々には相応のお世話をおかけするので、そのお願いも兼ねて、お聴聞のお誘いをしてきました。

お寺での作業が思ったより手間取ったので、7時過ぎから自転車に乗って。夏の夕暮れの畦道を走ったり、川を渡ったり・・・。最高でした。

全戸をまわり終えるころには、すっかり日が落ちていましたが、東の空には満月。田植えが終わったばかりの田んぼに映る月を見ながら、自転車をこぎました。結構贅沢な時間だったのかもしれません。


まだまだ、やることはいっぱい。あと二日、法務の合間にできるんだろうか・・・。





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by e.wash-r | 2013-06-23 00:01 | ようこそ正蓮寺へ | Comments(0)
美濃四十八座号 
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黄鐘会が近づいてきました。空いた時間で、ギリギリの準備を進めています。

受け付け用のテントが、昨年の雪で壊れたので、同タイプのものをS師にお願いして借りることに。

小雨の中、S師が、今回購入された10人乗りのワゴン・『美濃四十八座号』で、やはり今回新しく作成した『美濃四十八座のぼり』といっしょに届けてくださいました。

『美濃四十八座号』は、2週間前の『林双寺真宗講座』でデビュー。
『美濃四十八座のぼり』は、当『黄鐘会』でデビューの予定です。


ひとしきりの歓談の後、『美濃四十八座号』で帰っていかれるS師を門送り。

『美濃四十八座号』。とりあえす、田舎道によく似合っていました。





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by e.wash-r | 2013-06-22 00:14 | ようこそ正蓮寺へ | Comments(2)
おじょうはん -月の命日のおまいり-
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おじょうはん。薄茶色の夏の布抱の大性寺老僧さまがおまいりくださいました。

ボクも、たぶん大性寺老僧さまも、珍しく時間に余裕があったので、おまいりのあと、ゆっくり歓談しました。



「おじょうはん」(月命日のお参り、お逮夜参り、月参り、月忌参りなどともいう。)を「つとめないといけないのか?」ということをよく聞かれます。

「つとめないといけない」ことはないです。が、「つとめなくてもいい」こともありません。そういう考え方をすることではないと思います。

ボクは、「するといいよ。」と言います。おじょうはんをつとめていてそう思うからです。

「どういう風にいいのか」と聞かれても、実はわかりません。「なんとなくいい。」のです。

「なんとなくいい。」から、なんとなくつとめています。

なんとなくつとめてみて、「なんとなくいい。」と思ったら、つとめられたらいいと思うのです。

たぶん、毎月つとめていると、都合の悪いときもあります。面倒なときもあります。例えば、食べないと死んでしまう食事や、反故にすると大切な人を裏切るようなことになる約束でも、都合の悪いときや面倒くさいときがあるのと同じように。

「なんとなくいい。」ばかりではありません。でも、

「なんとなく楽しい。」
「なんとなく、心地よい。」
「なんとなく、うれしい。」

たぶん、たまにでもそんな風に思えることもあるから、「するといいよ。」ということになるんです。



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by e.wash-r | 2013-06-21 23:39 | おまいりにて | Comments(0)