艶やかな生活・簡素な生活
大阪出身のSさんのおじょうはんにて。

Sさんの夢は、昔ながらの商店街のすぐ近くに、小さな住まいを見つけて、そこで暮らすことだそうです。

① 冷蔵庫のない生活
② 掃除機のない生活
③ 自転車で事足りる生活

具体的に、以下のようなことなんだそうです。

① 必要なものがあれば、その時、八百屋さんや魚屋さんに行けばいい。
② 雑巾一枚で、きれいになるくらいのスペースがあればいい。
③ ご近所とのほのぼのとしたつきあいがあればいい。

そんな生活ができたら、きっと豊かな気持ちになれるのではないかとおっしゃいます。

個人差はあるにしろ、現代の生活の有様を考えざるを得ないお話しでした。
ボク自身に、あふれるモノに埋もれて日暮らしをしていることへの、漠然とした不安、あるいは不満がある証拠ではないかと思います。

でも、ちょっと考えました。Sさんがおっしゃった生活は、40年前、ボクたちがこどものころの生活の雰囲気に似ています。今思うと、確かに懐かしいけれど、今、あの頃の暮らしに満足できるだろうかと・・・。現代の便利さも捨てがたいものがあります。
比較の論理や欲求の具現化だけでは、不安は解決されないし、満足は得られないということなのでしょう。

ゆるぎないものにであうことの必然性を思います。
ほとけさまの慈悲は、ボクたちの夢と干渉しないのだから、思う存分のことをしたいものです。

注:造悪無碍ということではないですので。
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妙好人「讃岐の庄松さん」のご縁のお寺・勝覚寺門前の商店街を歩く。  2004/06

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# by e.wash-r | 2005-05-17 23:59 | おまいりにて | Comments(0)
Web法話 『免許の更新日』  大垣市・林雙寺 水上誠孝
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音声・テキストは、正尊寺HP・テレホン法話をご覧ください。

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# by e.wash-r | 2005-05-16 00:01 | Web法話 | Comments(0)
老若男女・豪日友好・飲酒OK・遠慶宿縁
Tさんのご法事。
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お孫さんの、健くん(小4)・伸くん(小1)・廉くん(年中)が仲良く正座して、おまいりしていました。けなげなその姿に、ボクも、何とかほとけさまのことをお伝えしようと、幼稚園の先生になったような気持ちでお取り次ぎしました。あとで、Tさんから質問をうけました。どうも、しどろもどろのお取り次ぎだったようです。

おつとめのあと、それぞれ、横浜・神戸・美濃から、ご法事のために帰郷されたご家族の方々と会食。Tさんが家族の一員のようにしておつきあいしていらっしゃる、本巣小学校の英語の先生・オーストラリアのDavidさんと奥さんのKim-mareeさんも一緒です。

語学力も度胸もないボクは、何となくわかったようなふりをして、通訳してくださるTさん、日本語で話してくださるDavidさんの言葉に耳を傾けていました。英語のジョークに大笑いされる皆さんの中で、ひとり、ポカーンとして苦笑いしているのは、かっこ悪かったです。

Davidさんはベジタリアンです。刺身等をいただきながら、仏教のお精進の話題になり、Tさんが、浄土真宗は仏教の一派だが、肉食・妻帯・飲酒等がOKなのだと、苦労しながら英語で説明されました。Davidさんから、『本願寺以外の宗派では、僧侶は肉食・妻帯・飲酒等はしないのか。』と、鋭い質問。『原則そうですが、今は、おおかたなし崩し・・・かな。』と私見を述べましたが、Tさんは、通訳に困惑してみえるようでした。
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食事のあと、Kim-mareeさん手作りのチーズケーキをいただきました。ムチャクチャおいしかったです。どこかが日本のチーズケーキとちがっているような気がしました。その場に居合わせた日本人全員の疑問。

Q:『材料は、日本のものですか?』
A:『YES.本巣産!』

愉快なT家・楽しいひととき・そしてほとけさまに感謝。法縁って有り難いですね。

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遠慶宿縁:顕浄土真実教行証文類総序より

弘誓の強縁、多生にも値ひがたく、真実の浄信、億劫にも獲がたし。
たまたま行信を獲ば、遠く宿縁を慶べ


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# by e.wash-r | 2005-05-15 23:56 | おまいりにて | Comments(0)
ハイエース -高原の船-
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やむを得ぬ事情で、昨年の12月、キャラバンを手放し、ホンダののロゴに乗っていましたが、またまた、やむを得ぬ事情で、ハイエースに乗ることになりました。

5月11日、中古のハイエースがやってきました。ところが、11日以降、たいへん多忙で、また、巡り合わせも悪く、今日、4日目にしてはじめて、ハイエースに乗りました。

今までずっと乗り継いできたのは、4ナンバーの商用バンでしたが、こんどは乗用ワゴンです。なんとなく、違和感を感じますが、快適な乗り心地というのもいいものです。

ボクは今日はじめて乗りましたが、すでに、近所の子・村の人・門徒さん等、ずいぶんいろんな人が乗ったそうです。今日は、自転車も運びました。せっかく、お寺へ来たのだから、ときには、法輪のはたらきを期待したいと思います。

本願寺のワゴン車は、たしか「法輪号」という名前だったような・・・。

ところで、チベットでは、あちこちで法輪の文様を見ることができます。しかし、山岳地帯のチベットでは、実際の車輪の技術・文化は全く発達しなかったそうです。車輪の使えないチベットでは、「ヤク」が交通・運搬の仕事をにないました。

「ヤク」のことを、「高原の船」と呼ぶそうです。
当、西蔵坊では、歴代の1BOXカーを、気取って、勝手に怪しい英語で『PlateauShip/高原の船』と呼んできました。というか、ボク一人がそう呼んで、悦に入っています。

連休中ずっと、よくおまいりに行ったし、ちょっと『高原の船』でのんびりしたい気分です。

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# by e.wash-r | 2005-05-14 21:59 | そらごと、たはごと | Comments(0)
サクランボ

               公園のサクランボが色づきはじめました。
               女の子たちが、裸足で木に登っていました。
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登校・下校途中の子、遠くから自転車でやってきた子、柿の消毒の途中に立ち寄ったおじさん、こどもについてきたお母さん。

こどもたちが入れ替わり立ち替わり、ときどき大人も混ざって、サクランボの木は盛況です。
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# by e.wash-r | 2005-05-13 18:33 | 遊びをせんとや生れけむ | Comments(0)
「ちゃんと言うことを聞きなさい。」
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    「言うことを聞きなさい。」

    こどもをしかるときによく使うことば。





生意気なこどもなら、
「ちゃんと聞こえている。」
とでも答えて、知らんふりということもあるかも知れません。
あるいは、
「聞くだけでいいんでしょ。」
と、開き直る場合もあるでしょう。

「言うことを聞く。」というのは、言葉を、単純に耳で聞くということではなく、言っている内容を受けとめるということだと、知りました。

S先生の講義を受けて、あらためて学んだことです。


少しお寺を空けて、勉強してきました。
そんなわけで、1日遅れのUPです。
 

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# by e.wash-r | 2005-05-12 23:59 | 智慧と慈悲 | Comments(0)
金色の山 -ツブラジイ-
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ところどころ、山が金色に萌えています。

岐阜市の木でもある「円ら椎」(ツブラジイ)は、モコモコと丸い樹形になることから、そう呼ばれるそうです。この時期、ツブラジイの金色の樹冠は、新緑の中で、実に鮮やかです。

江戸時代以降、人口の急激な増加に伴い、里山の木は燃料として切り出され、おそらく一面を覆っていた照葉樹林は、一部に鎮守の森などを残して消えていきました。

最近、アカマツの枯れた山が雑木林に変わりつつあります。その雑木林をよく見ると、ところどころに、ツブラジイが生えています。皮肉にも、生産の場としての山の地位が小さくなってきたことによって、本来の植生である照葉樹林が、遅々たる歩みながら復活してきているように見受けられます。
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勝手な想像ですが、蓮如上人が美濃を歩かれた頃、春の里山はどこも、ツブラジイが金色に萌えていたのではないかと思います。

常に私を照らしてくださるほとけさまの慈悲に、縁がととのえば、私も気付くことができるように、縁がととのえば、ツブラジイは芽を吹き枝をのばしてゆくでしょう。あえて妨げなければ、いずれ里山を覆い、何十年もかけて、照葉樹の森へと育っていくのだと思います。

新緑の中にポツリポツリと生えはじめた、まだ小さめのツブラジイに、元気をいただきました。
 

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# by e.wash-r | 2005-05-11 00:01 | 智慧と慈悲 | Comments(0)
ヨモギ雑炊=フーチーバー・ジューシー
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にわか沖縄かぶれで、Webに載せるのは、ご無礼というか申し訳ないことですが、ヨモギ雑炊=フーチーバー・ジューシーについて一筆。

夏、竹富島で食べたヨモギ雑炊がおいしかったので、岐阜でつくりました。
以下、一応、我が家流のヨモギ雑炊=フーチーバー・ジューシーの作り方です。
(本場沖縄流はどこかで捜してください。)

1、ヨモギ採り。一応新芽を採りました。若葉の方がアクは少ないらしいです。
2、ヨモギをサッと熱湯で1~2分ゆでる。きれいな緑色。
3、ゆでたヨモギを流水でさらして、あく抜き。1~2分ではちょっとエグかったです。
4、豚肉を煮る。豚肉のだし汁をつくるいうことです。
5、豚肉のだし汁に、塩、醤油、こしょう、鰹だしを入れスープのできあがり。
6、冷やご飯を水で洗い、スープに入れる。スープたっぷり、ご飯少しが我が家流。
7、煮立ったら、ゆでて刻んだヨモギを入れて、できあがり。
8、食べるときに、バターを少しうかせました。

* ヨモギは苦み、クセがあるので、量は好みで。
* ヨモギは煮すぎると、色が悪くなります。
* 脂の多い豚がヨモギに合うらしいです。
* 我が家では、バターを添えました。ヨモギが見事にマイルドになります。

本場沖縄の郷土料理の味かどうかわかりませんが、長女は、おいしいと言って何杯もおかわりをしました。ただし、次女には不評。

夏にむく味だと思いますが、こどものお泊まり会の献立にするには、ちょっと???かな。

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# by e.wash-r | 2005-05-10 00:01 | 遊びをせんとや生れけむ | Comments(0)
Web法話 『両足尊』  関市・光圓寺 日野安晃

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        音声・テキストは、正尊寺HP・テレホン法話をご覧ください。

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# by e.wash-r | 2005-05-09 00:59 | Web法話 | Comments(0)
ダライ・ラマ法王14世 -本願寺へ-
Tさんより、写真付きのMailをいただきました。一部ご紹介します。

・・・御本山へお参りに行かせてもらいました。
バスが到着しましたら盛大な歓迎の列に驚いていますと、ダライラマさんが
おいでになるとのことで、私たちも歓迎の列に参加させてもらいました。
ラマさんはもみくちゃにされながらも気さくに声をかけ、握手されていました。
数時間の滞在でしたが、又、お帰りにもお見送りでき、またとない機会でした。・・・
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「チベット」の国と人々の未来を負荷しつつ、『一介の僧侶』を貫かれるお姿を、ボクも拝見したかったです
ダライ・ラマ法王の本願寺参拝の詳細は、本願寺HPをご覧ください。


以下、1989/12/10、ノルウェー・オスロで行われたダライ・ラマダライ・ラマ法王14世のノーベル平和賞受賞のスピーチの一部です。


この重要な賞をチベットから参りました一介の僧侶に与えてくださることに対し、私は光栄に感ずると同時に謙虚な気持ちで深く感動致しております。私は、決して特別な人間ではないのです。この授賞は、仏陀、そしてインドとチベットの善知識の教えに従い、私が実践しようとする利他心、愛、慈悲、非暴力の価値が認められた結果であると思います。

チベットと中国の関係が、いかなるものでも、平等、尊敬、信頼、互恵の原則に立つものでなければなりません。ということは、チベットと中国の賢明なる指導者たちが、西暦823年の昔に締結した条約の原則に立ち戻ることにもなります。その条件は、ラサにあるチベットで最も神聖な寺院であるチョカン寺院の正面に、今なお立っている石柱(唐藩会盟碑)に刻まれております。その中には、「チベット人はチベットの大地で幸福に暮すように。中国人は中国の大地で幸福に暮すように…」と記されているのです。
Tibet問題については、ダライ・ラマ法王日本代表部事務所HPに詳しいです。

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# by e.wash-r | 2005-05-08 00:01 | Tibet/西蔵
ヨモギ・蓬・フーチーバー
b0029488_0303464.jpgヨモギを採ってきました。

お寺のすぐ前のあぜ道にもいっぱいあるのですが、小学校の通学路をたどって、ついつい、伊自良川の堤防まで行ってしまいました。そこが好きなんだと思います。

新緑がきれいなので、野山のものを食べないといけないような気がして、ヨモギ採りとなったわけです。クレソンやアケビの若葉もおいしそうでしたが、ヨモギ採りに専念しました。

竹富島で食べたヨモギの雑炊・フーチバー雑炊をつくってみようと考えています。厳密には沖縄のヨモギ・フーチーバーとボクたちのところにあるヨモギはちょっと違うらしいですが、気にしないことにします。

フーチーバー雑炊、うまくできたら、書くことに窮した時にご紹介します。
# by e.wash-r | 2005-05-07 00:01 | そらごと、たはごと | Comments(0)
こどもの日の「セブンイヤーズインチベット」

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こどもの日、坊守と娘たちに置き去りにされたボクは、同じ境遇のS師・長男sとともに、お好み焼き屋さんで夕食。

その後、深夜のS師宅のホームシアターで、「セブンイヤーズインチベット」を観ました。

はじめて「セブンイヤーズインチベット」を観たのは、もう、10年前のことになります。ちょうど、7日間のチベット行の直前でした。今日、久しぶりに観て、あの頃のことが、じわじわとよみがえってきました。

映画は、中国人民解放軍のチベット侵攻直前が時代背景になっています。
当時の政治的侵攻に加え、今は、文化的にも、経済的にも、「チベット」が「中国」に内包されつつあると聞きます。「チベット」が「チベット」であってほしいと願うのはボクだけではないでしょう。

チベットや沖縄の歴史を思うとき、(身の回りの変化を見ても)、普通の人が普通に地域に根ざして暮らすことが、どうしてこんなに難しいのだろうと憂鬱な気分になってしまいます。

チベットへ行きたいけれど、10年前のようには楽しめないかもしれません。
すべては移ろいゆくものであることは、承知しているつもりですが、できるなら、ボクを含め、人が日暮らしをする時の流れの中で、時代がつくられていってほしいと思うばかりです。

あんまり急いでおとなにならなくてもいいし、こどもを残したまま曖昧なおとなになればいいんじゃないかと・・・。

こどもの日、「セブンイヤーズインチベット」を観て思ったこと。

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# by e.wash-r | 2005-05-06 09:01 | Tibet/西蔵 | Comments(4)
こどもたちへ

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      夢と希望、そして現実。

      苦悩しているのは、おとなだけじゃないってことかな。
      でも、こどもは楽しそうだね。


      絶対、こどもには負けない!                 ・・・つもり。


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# by e.wash-r | 2005-05-05 00:01 | 遊びをせんとや生れけむ | Comments(0)
コメントありがとうございます。
たくさんのコメントありがとうございます。
何よりの励みになります。

返事を書くのって難しいですね。・・・かっこうつけようとするからかなあ。

ボチボチということで、ご容赦ください。
# by e.wash-r | 2005-05-04 02:11 | ようこそ正蓮寺へ | Comments(0)