某施設駐車場。
右隣りに停まった車から、60を越えたくらいの男が3人降りてきた。
直後、僕の車の右後ろのドアのあたりで、かなり激しいバンという音。
隣の車の開けたドアがボクの車に当たったらしい。
遠くから、「おい、だいじょうぶだったかぁ?」と男の声。
「おお、なんてことないやろ。・・・アッ!結構ひどいわ。」とドアを開けたとおぼしき男の声。
3人とも、ボクが運転席にいることに気が付いていない。
「まあいいやろ。」と言いながら通り過ぎようとしたとき、男たちはやっとボクに気づき、引きつった苦笑いをした。3人揃って逃げるように足早に遠ざかっていくおっさんはかっこ悪かった。
かっこ悪いものを見てしまった。
かっこ悪いおっさんというのは、実にかっこ悪い。
ボクも誰かの車にエクボを作ったことがあるだろうと思う。
『ほとけさまが見てござる。』というのは、慚愧のことばだ。
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