昨年暮れのこと。
例年のようにMさん、Iさん、Tさん、T2さんがお華立て。昼食のご案内に本堂へ。
ボク:お昼ごはんの準備が出来たので、キリがついたところで庫裡の方へどうぞ。
今することで、できることがあれば何かお手伝いしますが・・・。
Iさん:そんなら、よのころの芽、剥いてくんさるか。
ボク:???
「よのころ」というのは、ネコヤナギのことです。銀色の花穂は春の花材です。
花穂が銀色できれいなのは、芽を吹いたばかりの時なのだそうです。でも、芽吹いたばかりの花穂は皮をかぶっているので、この皮を剥いてあげないと銀色にはなりません。結構手間のかかる作業です。
今年はネコヤナギの芽吹きが悪く(遅く)、例年になくまだ皮をかぶった花穂が多いとのこと。
そんなわけで、ぼくが承ったのは、そのネコヤナギの花穂の皮を剥く作業です。
何も知らずにいましたが、何かひとつのものを作り上げるということは、やっぱり経験と手間なんですね。
ネコヤナギ、当地ノ呼ビ方デ"よのころ"。仏華ニナルマデヲココニ記ス。
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