坊主が、賑やかなクリスマスをひがんで、イブの今日、「おまえも死ぬぞ」なんて嫌がらせをしているわけではありません。
5月19日が、天皇誕生日のように休日にならないことをすねて、わざわざ書いているわけでもありません。
S寺さんの住職継職奉告法要におまいりしました。ご講師の内田正祥師がご法話のなかで、「おまえも死ぬぞ」という名文句を紹介されたのです。
陶芸が趣味の大阪のある老僧が、晩年、ある作品をいくつも作られ、箱に入れ包装されたそうです。そして、ご自身の死後、近隣のお寺さんに配ってほしいと遺言されたのです。
やがて、老僧は亡くなられ、焼き物の包みは遺言の通りお寺さんに贈られました。その包みの中には、趣味の域を超えたすばらしい香合が入っていたそうです。その香合を開けると、その蓋の裏には、「おまえも死ぬぞ」の文字が・・・。
その香合、本堂で大切に使われているとのこと。
有り難い話でした。(香合の蓋の裏ということにも、何か意味があるのかなと思いを巡らしましたが、ちょっと混乱してしまいました。)
ひがんでも、すねてもいませんが、繰り返します。
・・・・・「おまえも死ぬぞ」。
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今年一番の冷え込みの中、たくさんの門徒さんがおまいりでした。
おとき風景
炊き込んだ大根が評判です。
婦人会コーラス
音楽法要もつとまりました。
法要終了
御法話を聞いて、家へ。
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『西蔵坊だより』は、 森鏡山 正蓮寺の住職の日記です。
仏教のこと、山や川や海のこと、TIBETのこと等、思いつくまま書いています。
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