影現寺さんにて。
「他力」は誤解の多いことばです。
山田先生は、「他力」ということばを、「他」と「力」に分け、おおよそ誤解が生じているのは「他」の意味であるという視点でお話しくださいました。
『教行信証』には三ヶ所、「他力」についてのご文があります。
十方群生海、この行信に帰命すれば摂取して捨てたまわず。かるがゆえに阿弥陀仏と名づけたてまつると。これを他力と曰う。(行巻)
他力といふは如来の本願力なり。(行巻)
横超とは、本願を憶念して自力の心を離る、これを横超の他力と名づくるなり。(化巻)
この中で、「他」を説明しているのは、化巻の「 本願を憶念して自力の心を離る、これを横超の他力と名づくる」という一文。自力の心がなくなったところを「他力」と名づくとあります。自力は、本願の「十方衆生を必ず救う」という活動が領解できない心と行動です。
以上、レジメとメモより。
間違って聞いてないかなあ??? ちょっと不安。つくづく勉強不足を実感。
黒野組30ヶ寺で聴講者10名。休日の午後3時からだからかな?
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